そうそう。今年はコロナで何もかもがいつもと違う。
確かに感染者(というか検査をして陽性になる人)は増えているのだけれど、病気にかかることが恐ろしい、というより、病気にかかったときの世間からの風当たりが怖くて何もできない。軽い気持ちで検査なんて受けて、もし陽性になったら、周りの人間がみんな検査を受けなくてはならないようになって、たぶん検査を受けたら結構な人数の陽性者がでて、実際は誰がいちばん最初に感染したかなんてわからないのだけれど、最初に検査を受けて陽性になった人が悪者扱いされて、体調はどこもわるくないのにどっかに隔離され、社会から断絶されている間に根拠のない噂を流され、ネットでは個人情報を晒されて、たぶんこのブログなんかも憎悪のターゲットとなり、退院しても社会復帰ができなくなってしまう。おそらく余程注意していても感染するリスクからは逃れられないのに、マスコミからも政府からも、ぜったいに感染しないようにしましょう、なんてメッセージが垂れ流されているから、まるで感染したら注意が足りなかったような扱いになってしまう。いや、確かに恐ろしい病気だ。
と、つい前置きが長くなってしまったが、もしこんな騒ぎがなければ、この週末は2年に一度の発表会があっただろう。今年は、毎年やっている子供の発表会もなくなって、来年の春にできるかどうか、なんて話になっている。スタジオで気にされているのも、たぶん、受講生が感染しないように、などということよりも、受講生の中に陽性者が出た時の風評とか、そういうことではないかと思う。それを思うと、無理なお願いもできない。レッスンをしていただくだけでもありがたいことだ。
ところで、発表会で弾く予定だった曲の完成度はどうか。
これが、まだとても人前で弾けるようなレベルにはなっていない。3回弾けば、1回は間違いなく通せるといったレベル。レッスンでは、表現に関するような課題もちょっと言われたりするのだけれど、いや、この演奏を延々と聞かされたら興ざめるだろうなぁ、と思う。正直に言って、あまり面白みもない曲だ。
このまま、あるかないか分からない来年春の発表会を目指して、この曲の練習を続けるべきか。ちょっと迷い中。
0 件のコメント:
コメントを投稿