いつもいつも同じ曲ばかり弾いていたら、そりゃそこそこには弾けるようになってくる。思えばいままでずっとこれでやってきた。そして発表会が終わってしばらくその曲を弾かないとまた弾けなくなってしまう。これの繰り返し。
ま、いいさ。
しかしまあ、そこそこには弾けるようになってきたので、表現にちょっと注文が付く。例えば、16分音符が並んでいる中に8分音符が出てきたら、テヌートスタッカートで弾むように、とか、下降音階や上昇音階が同じパターンで続くところは、途中で息が切れないように、むしろ最後の方でクレッシェンドを掛けて、パターンが変わったところの最初の音にその前のフレーズを全部つないでいくようなつもりで、だとか。
とにかく左手の指をくるくる回して音階をとるのが精一杯で、全体的に
ベターーッ
とした感じになりがちなのだが、もっと何かこう、どう聴かせたい、とかそういうことを意識して弾け、ということなのだと思う。
別の曲も見てもらったのだけれど、聞き覚えで弾くのではなくて、ちゃんと楽譜を読んで弾く、なんてこともいわれた。楽譜を見れば、そこにどう弾けばいいかが書いてある。楽譜入力ソフトに入力して、MIDIで音を出せば同じように聞こえる旋律でも、記譜が違えば意図も違う。8分音符の旗が3つ繋がっていれば、その3つを3連符のように、分かれていればひとつづつ分けて、なんてことなんだと思う。
こういうのはもともと好きな方なので、スイッチが入るととことん追求してしまうのだが、はたしてスイッチは入るのか。
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