といっても、地下のリハーサル室なのだが。
ホールでコンサートがあるときに入る入口じゃなくて、守衛さんのいる地下の通用口から、入館パスを見せて建物に入る。
お、カッケー
いつもお世話になっている先生が、ご自身の教室でレッスンをされている生徒さんの発表会に、私も混ぜていただいた。20人以上はおられたと思う。まだ小学校に行っていないと思しき子供たちの弾く「あたばよ」でお馴染みの曲、小学校の高学年ぐらいから高校生ぐらいまでの超絶上手で、このあと自分が何年練習しても絶対に行き着けないレベルの演奏、大人になってからヴァイオリンを始めた人たち、まぁホントにいろいろな人が発表した。
先生の教室はどういうレッスンなのかよくわからないが、アンサンブルが多い。だいたい同じぐらいの年齢とレベルの人を合わせて、それぞれに相応しいレベルの曲を弾かされている。ご多分に漏れず、私も、ソロ1曲とアンサンブル2曲を弾いてきた。
もうさ、如何に上手かを発表するのはやめた。
上手でも下手でも、こうやって続けていますよ、ということを発表するのみ。昨日はリハーサル、今日は直前練習で、ピアノ合わせをしていただく。そこで、
何があっても最後まで弾きますから
と宣言。実はまだリズムの怪しいところが何箇所かある。ピアノを待たずに飛び出したり、反対に待たなくていいところでピアノを待ってしまったり。まぁしかし、ちゃんと辻褄を合わせてくださるので、安心して間違えられる(てへ)。
一方、安心できないのがアンサンブル。こっちはそういうプロの人がいないので、自分たちで合わせないといけない。ヴァイオリンが走り出すと拍が取れなくなって、どこを弾いているのかわからず、しばらくフリーズ。10小節ぐらいヴィオラが寝てしまうところが2回ぐらい。これは曲を知らない人にも「あれっ」と思わせたに違いない。何があっても弾かなきゃな。
パッヘルベルのカノンは上出来。そりゃいろんなことが起きたが、まぁちゃんと弾けた方だと思う。
順番としては、午前中にシニア、午後は1時半から比較的小さい子供、3時ぐらいからは高校生ぐらいまでの「ジュニア」とはいいがたい子供の発表。ひとりひとり、頑張ってきた痕跡やら楽しんでいる様子やら、演奏を通じていろんなものが見えてくる。
楽しい一日だった。