日曜日の朝にある「題名のない音楽会」という番組をご覧になっているだろうか。そのうち先々週の放送がヴィオラ弾きの中でホットな話題になっている。といっても私が知り得る範囲での話だが、知りうる範囲では、全員がたいへん注目してこの回の放送を見たようだ。
それは5月17日の放送。オーケストラの中でも注目度の低さナンバーワンの楽器、ヴィオラにスポットを当てた企画。クラシックにあまり関心のない人でも知っている超有名曲のヴィオラパートを、世界的に活躍する指揮者、佐渡裕に聴かせて、何の曲かわからないと言わしめ、如何にヴィオラが注目されていないかを証明するというコーナーもある。もちろん、余り知られていないヴィオラの名曲の演奏なんかもあって、ヴィオラ弾きには垂涎の内容だった。
先日のアンサンブル練習の際にも、ヴィオラパートの中ではこの話題がしばしば出てきて、番組で演奏されたテレマンのヴィオラ4重奏の楽譜も配布された。パートはじゃいけんで決めるということなので、4パート全部練習しておかないといけない。ふつうヴィオラは1パートしかないから、ふつうの曲の4倍楽しめるということなのだが・・。
さてさて、例のブランデンブルクなのだが、先日は同じパートの方の隣で弾かせていただいた。このアンサンブルは、私が行く前はヴィオラは3人しかおられず、ヴィオラが3パートに分かれるブランデンブルク3番は1パートひとりということになっていた。そこにあとから私が来たので、幸い、どのパートになっても、そのパートでひとりという訳ではない。
同じパートの人が隣で弾いていると、万一、楽譜を見失ったときに復活しやすい。それで前回は少し弾ける場所が増えた。それでもまだ全部通して弾けてはいないのだが。
アンサンブルでの練習曲はブランデンブルク以外にもあるのだが、たぶん、ブランデンブルクがいちばん難しい。他の曲はなんとかなると思って、個人的にはしばらくブランデンブルクばっかりを練習しているのだが、それがまた何ともならないのだ。
そういう中で、また新しい楽譜が配られた。結構有名な曲だ。クラシックに関心のない人でもかなりの方が知っている曲だ。
前回、楽譜が配られたのだが、ブランデンブルクがニッチもサッチも行かなくて、とても手が回らなかった。アンサンブルの経験が長い方は、ほとんど初見でも弾けてしまう。知っている曲だからというのもあるのかもしれないが、私などがおろおろしている間に、どんどん曲が進んで行く。こうして新しい曲をもらうというのも楽しいものなのだが、いつか自分も、こういうのが普通に弾けるようになるのだろうか。
ま、右の写真に載っている部分なら、ヴィオラの基本テクニックを押さえていれば初見でも弾けそうではあるが・・・
さて、この曲、何の曲でしょう。