前回の記事ではアンサンブルの発表に向けた自分の勝手な思い込みを熱っぽく語ったのだが、如何せん、アンサンブルはひとりではできない。たまたま同じスタジオにヴァイオリンの受講生がいるからといって、みんなが同じようにアンサンブルがしたいと思っているとは限らない。アンサンブルはおろか、
いや、発表会なんて無理無理無理無理…
と仰ることだってないとは言えないのだ。しかし、幸いなことに発表会はまだ来年。1年以上も先のことだから、いまからつもりをしておけば、何なりと弾けるのではないか、と楽観的に思ってもらえるかもしれない。それに、
ひとりでは無理だけど
アンサンブルだったら気が楽だ
なんてふうに思う人もいるかもしれない。実際はアンサンブルの方が難しいのだが…。
ともあれ、誘ってみないことには始まらない。
いつものレッスンは、前の人が終わり掛けの時間にスタジオに入ってスタンバイすることになっている。レッスンが終わると、先生に「ありがとうございました」とお礼を言い、次に待っている受講生に「お待たせしました」といって場所を譲る、そんな感じだ。声を掛けるならこのタイミングしかない。
実際に声を掛けてみると、お二人ともとても好意的だった。
ヴァイオリンもヴィオラも、基本的には単音楽器。和音が出せない。だからやっぱり「合わせてみてなんぼ」の楽器なのだ。みなさん、そのように思っておられたようだ。先生も好意的で、ぜひやってみましょう、と仰っておられる。メールアドレスを交換して、また連絡することにする。
次はスタジオの説得。
こちらの方は多分大丈夫と予想していた通り、大きな問題なく受け入れてもらえた。ただ、アンサンブルのレッスンは初めてのことなので、ちょっと調整がいるかもしれない。こちらのつもりでは、ひとり45分のレッスンから15分づつを拠出して、3人それぞれが30分のソロレッスンを受けて、その間の時間に3人で45分のアンサンブルレッスンをしてもらったらどうか、などと思っている。もし、もう一人メンバーが増えた時は、やはり同じようにソロのレッスンのうち15分を拠出してもらって、アンサンブルレッスンは1時間。そんな調子で、6人か8人ぐらいまでは増やせていけるように思う。さすがにそれ以上になると、レベル別にクラスを分けるなどした方がいいかもしれないが。
この提案、どこまで聞き入れてもらえたのかは分からないけれど、とりあえず反対はされなかった。
そんなわけで、最初のヤマは越えた。
次は曲だな。
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