いつもお世話になっているスタジオは、ヴァイオリン・ヴィオラ以外にも、いろんな楽器のレッスンが受けられる。個人営業の音楽教室で、しかも新幹線は素通りするし在来線の特急も止まってくれない田舎町で、こんな教室は珍しいんじゃないかと思う。
それで、2年前に、そういう素晴らしさを最大限に活かして楽しもうというので、いつも発表会に出てくるおじさんに声を掛けて、ヴァイオラとクラリネットとマリンバという、楽器的には何の脈略もないアンサンブルを作って、余興的に1曲、発表会で弾かせてもらった。それがウケて、今回は楽器も増え、ヴォーカルも入ることになった。
人数が増えると、メンバー間の調整がたいへんなのだが、それでも全体練習を2回することができた。うち1回は先生にも来ていただいてレッスンも受けられた。曲もプロのアレンジャーの方に編曲していただいたものだ。
本番の方は、最初のところでリズムをカウントしている途中からいきなりピアノが始まってしまうというハプニングから始まったが、それを引きずることもなく、楽しげな雰囲気の中で終了。先生曰く、
レッスンのときはどうなるかと思ったけれど、どこで練習されたんですか?
とのことだった。本番にはいろんな魔物が棲んでいるのか。時には練習で出来たはずのことができなくなったりするのだが、たまには練習で酷かったものがそこそこに弾けることもあるのかもしれない。
アンサンブルとはいっても、各パートはひとりだから、フレーズによってはほかのパートに伴奏させてソロをやっているようなところもある。そういうところも含めて楽しく演奏できた。正直言うと多少の事故はあったのだが…。
最初は駄目でも終わりよければ良し。
というところか。
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