2022年7月30日土曜日

定期演奏会に向けて~とにかく最後まで弾く~

 野外演奏会も終わって、いよいよ定期演奏会に向けてまっしぐらなのだが、これがなかなか思うようにいかない。毎年なかなか豪華な選曲なのだが、ことしはクラシックばかり。パッヘルベルのカノンとかバッハのメヌエットとか「主よ」とか、比較的簡単そうなのもあるが、ヘンデル、ヴィヴァルディ、バッハ、ロッシーニと、そこそこの大物が揃っている。他のメンバー方は、いちど弾いた曲はそれなりに思い出して弾けるという方ばかりなのだが、私にとっては初めての曲だったり、 「前は弾けたんだけどなぁ」という曲ばかり。最近は、どこを弾いているのかわからなくなってしまうということはなくなったが、音が出せずに声ばかりが漏れる。

 いちばんの難曲はこれ。


 初めてこのアンサンブルのステージに載ったときに確かに弾いているのだが、もうすっかり弾けなくなっている。いや、前にステージに載ったときも弾けていなかったのかもしれない。動画を見ていただいた通り、ヴィオラが3パートに分かれる。うちのアンサンブルのヴィオラは普段は3人しかいないので責任は重大。自分のところに主旋律がまわってきたときに音が出せず声しか出せない、というのも2、3回はウケをとれたが、いつまでもそういうわけにはいかない。
 いや自分に主旋律が回ってきたところに限って弾けないのよ。
 それで、その自分が主旋律のところだけを集中的に何度も練習する。何度も練習しているうちに弾けるようになる。弾けないところはそうやって、10回連続して間違わずに弾けるようになるまで練習するように、などと言われるので、サバを読んで5回連続で弾けるようになるまで練習するのだが、さあみんなで合わせますよ~、となると弾けない。
 隣の人曰く、メトロノームと友達になるか、YouTubeでゆっくりでもいいから再生してそれに合わせて弾くとか、そういう練習をするとよいとのこと。さっそくメトロノームを鳴らしながら通して弾こうとするのだが、友達になるというよりも格闘している感じ。3時間ほど練習したが、結局、最後まで通すことはできなかった。
 YouTubeの方はどうか。
 こっちの場合、自分が弾けなくても曲はどんどん進んでいく。弾けないところを弾けるようにするというよりも、弾けないところは飛ばして弾けるところを練習する感じ。それはダメよ、といつも言われる練習パターンに陥ってしまう。 まあしかし、アンサンブルとなればそういう練習も必要なのかも。自分一人が弾けないからと言って練習を止めてはくれない。それならば、まずは弾けるところだけでもしっかり弾いて、みんなについていかないと練習にならない。
 いろんな動画がアップされているのだが、古楽器で演奏しているものが多く、ピッチが合わない。チェンバロなんかを出してきているのは、たぶん、どれも古楽器だと思う。この動画ならモダンの楽器でもピッチが合うだろう。明日はこれで練習だな。

 上の動画はピッチが合わないことが判明。こっちならモダン楽器のピッチ。
 とりあえず再生速度0.5倍からだな。

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