今月になってオケネタばかりなのだが、練習もオケの曲しかしていないので仕方がない。当面、来年の発表会で弾こうかなと思っている曲とか、その時に他の生徒さんとアンサンブルで弾くことになるはずの曲とかは後回し。とにかく、この前いっかい練習に参加してみて、自分がそこのオケのレベルからはかなり遠いところにいることがはっきりした。練習に参加するからには、なんとかそのレベルまでは自分を引き上げていかないと…。
別に練習をしてどこかでステージに載るわけではないのだが、いちおう各回の練習の最後に「本番」と称して、練習した曲を通して弾いて録音し、内輪で共有する、という趣向のようだ。ここではそれが「本番」なのだが、みんなで合わせるところで自分の音を他の人に聞かせるとなれば、それは即ち「本番」。最後の録音だけでなく、練習の最初から最後まですべて「本番」。そう思うと、俄然、練習にも熱が入る…
はずだ…
けれど…
これがなかなか思うように進まない。
いっかいみんなで合わせてみて、ヴィオラの美味しいところがだいたいわかった。その美味しいところだけでもちゃんと弾きたい。そんなわけで、通して弾くというより、美味しいフレーズを繰り返し弾く。弾けるまで練習し続ける。1回ちゃんと弾けたら、今度は10回連続でちゃんと弾けるまで… ところが、これがダメで、2回目は必ず失敗するとか、それでも、この前の練習のときは全然弾けなかったわけだから、1回でもちゃんと弾けたというのは、確かに進歩ではあるのだが、最初は1回だけ奇跡的に弾けたというだけで、しばらく全然、最後まで弾き通せなかった。それがそのうちに、5回やったら1回は成功するようになって、その成功の確率が少しずつ高まってきて、いやそれでも2回続けて成功するところまでいかない。前のヴァイオリンの先生は、通して弾いてみて失敗したところは100回続けて成功するまで弾き直すと仰っておられた。プロじゃないから10回でいい、とおまけしてもらったのだが、通して弾いてみて、ではなくて、美味しそうなところだけ弾いてみて10回続けて成功すればいいわけだから、なんと低い目標だろうか。いやしかし、そこまでも行けない。しかし、成功の基準がなんとなくそれらしく聞こえたら、というレベルなので、
どんだけレベル低い練習やねん
と自分でも突っ込みを入れたくなる。
めげない。
めげない。
と、自分で言い聞かせて、少しづつでも前に進むしかないよな。
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