2017年10月1日日曜日

ステージに載る

 定期演奏会が終わった。
オペラ座の怪人を
演奏するために
用意された仮面
感想
 理屈抜きで楽しい
 もう、これに尽きる。前日からのテンションの盛り上がりは、昨日の記事の通り。ま、多少コミカルには書いているが、大筋、嘘ではない。上手な人と一緒に弾けば、普段の練習では失敗ばかりしているところも弾けたりするし、弾ければ間違いなく楽しい。練習のときには揃わなかった楽器が揃って、プロの歌手にも来てもらえれば、そりゃそれなりに格好も付く。それが美人だったり、若い女性だったりすれば、なおさらテンションも上がるというものだが、本質はそこではない。こうしてアンサンブルに入っていなければすれ違うこともなかった人と、時間と場所をシェアし、演奏してそれを聴かせるという目的をシェアすること。それが本質だと思う。

 今回はエキストラの方と話をすることも多かった。たいていは、先生がお世話をされている大学の学生だったり、そこの卒業生だったりするのだが、その卒業生どうしが同じアマオケに入っていたり、その卒業生がコアになって新しいアマオケを作っていたり、そういうつながりがいくつもあるようだ。エキストラに来ることで新しいつながりができることもあるという。同窓会とかで「いっかい集まろうや」とか言いながら酒飲んで話するだけではなくて、そこに共通の「やること」があるのは羨ましい。こうして時間と場所と目的をシェアするところに信頼と連帯が生まれる。いちばん大事なのはきっと目的だと思う。

 演奏の方は、途中、弾く曲を間違えて1小節弾いてしまうという大事故を起こしてしまったが、これをご愛敬で許してもらえば、いままでの練習ではありえないレベルで演奏できたと思う。本当に、始まってしまうとあっという間に終わってしまった。本当に楽しかったけど、ちょっと疲れた。今夜はぐっすり眠れそうだ。

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