2015年3月1日日曜日

新しい弦でドッペル

 昨日の夕方に注文した弦が、今朝、新聞を取りに行ったらもう配達されていた。すごい世の中だ。週末だから発送は月曜日だろうと思っていたのだが・・・。ネット通販といえども何から何まで自動ではないはず。きっとこれを届けるために、何人もの人がこの週末の夜に仕事をしておられたのに違いない。円安の恩恵は巡ってこないが、雇用規制の緩和については恩恵は確かにある。こっちの方の恩恵を受けるのは何だか複雑な思いだ。
 さて、早く届いたのならその時間を無駄にする訳にはいかない。きのうのE線、G線に続いて、さっそくA線、D線も交換する。弦が新しいということもあるのだろうけれど、さすがガット弦だ。よく響く。特に音程がぴったり合った時の共鳴がすごい。

 しかし、そこに問題がひとつ。ガット弦は安定するのに少し長い期間が必要だ。前回、OLIVEをつけたときは確か2週間ぐらいかかったと思う。その間、E線以外は半音高くしてしまっておく、なんてことをした。
 今回は、弦を張って早速、弾いてみたのだが、弾き始めて10分もすると、もう、私のような素人でも別の音って分かる程度に調弦が狂っている。これもしばらくは仕方がない。

 ともあれ、これで練習にも精が出る。

 よく「バヨ会」でお付き合いいただく方の中にはセミプロレベルの方もおられる。そういうセミプロレベルの方同士が数年前のブログが最盛期の頃にはブログを通して知り合いになって「いちど合奏しましょうか」みたいなノリでオフ会をされておられるのを、ブログで拝読したりしていた。私のような素人の「バヨ会」は、あらかじめ楽譜が回されて、それを必死で練習して何とか合わせるのだけれど、上級者ともなれば「じゃ、ドッペルでも弾きましょうか」となるのに違いない。いつか自分もそんなふうにさりげなくこの曲を弾いてみたいものだと、激しく妄想したものだ。
 その頃の私は、パッヘルベルのカノンでさえ弾けなかったから、まずはカノンから、と思って練習をし始め、なんとか弾けるようになった。カノンが弾けたら次はドッペル、と思っていたのだが、そのドッペルが弾けるようになる前に、カノンが弾けなくなってしまった。ムムム…

 ま、しかし、そのドッペルももう少しというところだ。とりあえず、この動画で練習してみる。速さはこれの半分。右下の歯車のアイコンをクリックすると速度を変えられる。あまり細かくは設定できないみたいで、半分か1/4か、それとも標準より速いかのどれかなのだが、とりあえず半分にすれば、八分音符ひとつが80ぐらいのテンポになる。



 そこそこ出来てきたら、次はこれ。
 相手パートを聴きながら自分のパートを弾く練習。
 いやその前に、歌う練習。歌うぐらいできると思うなかれ。これが結構難しい。



完成するとこうなる。



動画をアップしてくださった方、ありがとうございます。

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