ヴァイオリン教室でのレッスンで、メンバーはたぶん、そのヴァイオリン教室で個人レッスンを受けておられる生徒さんばかりだと思う。自分のレッスンのときに前後の方と言葉を交わされたり、発表会があったりで、お互いに知っているというところに、まるで門外漢の私が
はじめまして ヴィオラです
といって混ぜてもらうという体での受講だ。
それにしても、みんな優しい!
初めての私に誰一人として「なんやねん、こいつ」という態度を取られることなく、温かく迎えてくださる。音楽は人の心を丸くするのだろうか。先生も、初めての私に気を遣われているようで、
そこ、ヴィオラ音程外している。
そこ、ヴィオラ遅れてる。
ちゃんと弾けよ、アホ、ボケ
みたいなことは言われなかった。
そこ、ヴィオラ音程外している。
そこ、ヴィオラ遅れてる。
ちゃんと弾けよ、アホ、ボケ
みたいなことは言われなかった。
いつものスタジオでもそうなのだが、男性でもある程度の年齢から楽器を習っておられる方は結構おられる。ここの教室もそうで、男女比率はほぼ半々。中学生の女の子から私ぐらいのおじさんまで、年齢的にもいろんな方がおられた。どの人も何も目的なしに集まっている訳ではなくて、それぞれレッスンを受けに来ているのだから、余計な気を遣ったり「私下手だから」なんてエクスキューズで免責されようとするようなことではなくて、その音楽に自分の人格をのせるようなつもりでちゃんと弾く。そこがコミュニケーションの基本のような気がする。
素人ばっかりだと、一応弾いたあとで「さて、どうしよう」となるのだけれど、ちゃんと指導してくださる方もおられるので、「次はここをこのように」と次々に課題が出てくる。そこに注意して弾くたびに演奏のレベルが少しずつ上がっていくような気がしないわけでもないような気がする。
(そこ! 声が小さい!)
3時間の長丁場だったけれど、ちっとも長くは感じなかったし、「えっ、終わり?」ってぐらい短く感じた。参加する人の都合を合わせるのがたいへんらしく、次回は3カ月ぐらいあとのようなのだが、また行ってみたいと思うレッスンだった。
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