最近のネット・コンテンツの充実はすごい。発表会に向けて、メトロノームで練習するばかりでなく、実際の演奏と合わせてみたいと思えば、即座にプロの演奏が見つかる。再生速度の調整もできるので、自分の実力に合わせた速さで、プロの伴奏で、プロの演奏家といっしょに演奏ができる。それだけでもすごいことなのだが、なんとピアノ伴奏だけの動画まであるではないか。ヴィオラ界では定番とはいえ、そもそもヴィオラをやっている人が少ないわけで、この曲を発表会で弾く人が果たしてどれぐらいいるのか、とも思うのだが、世界中を探せば、いまこの時期に何千人もの人がこの曲を発表会で弾こうとしているに違いない。発表会でオケが伴奏につくという人はまずいないから(演奏会なら別だけど)、大概はピアノ伴奏。だから、発表会を目指してこの曲を練習している人の数だけ、その伴奏を頼まれているピアノ奏者(それも半分以上はプロの方)がおられるに違いない。そのなかの誰かが気を利かせてこんな動画を上げてくださっている。
「これは便利」というだけでなく、なにか、世界中でこの動画を使ってこの曲を練習している人がいると思うと、なにか心強いというか、僕も頑張ろうという気持ちがわいてくる。
1楽章から4楽章まで、全楽章を通して練習できるようにしていただいているが、私の場合、今回は第2楽章だけなので、そこばかり繰り返し伴奏してもらえるようにアレンジした…つもりだったけど、リピートされると第1楽章から再生される。記事そのものを再表示させれば第2楽章から再生されるのだが…。
ま、他人に作ってもらったものの恩恵をただで享受しようというのだから、これぐらいは何でもない。
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