このブログで何度か紹介しているセミプロ級のアマオケのコンサートを聴いてきた。
すっかり感化されて、家に帰ってからヴィオラケースを開けてみる。今日の演目のうち、ヴィヴァルディのアラ・ルスティカは何度か弾いたことのある思い出深い曲だし、バッハのヴァイオリン協奏曲第1番の第2楽章なんかは、上手な人さえ一人いればなんとか弾けたりするかもしれない。いちおうね。ただ、演奏のレベルはとてもいっしょに弾いてもらえるようなレベルではない。ぼくが何度もそればっかり練習して、レッスンでも先生に見てもらって、いろいろお直しをしてもらって、やっとこの人たちの初見のレベル。なんだか羨ましい。
開演前にロビーコンサートがあるのだけれど、これがまたいい。1パート1人で4人だけの小編成で弾くハイドン「皇帝」第2楽章。こんな曲。
中盤からヴィオラが美味しいところを弾く。去年ぐらいから加入されたと思しきヴィオラのトップの方の音が良い。「音が立つ」というか、美味しいところを本当に美味しく聴かせてくれました。
今日の演目のメインは芥川也寸志のトリプティーク。
いやもう、この迫力は圧巻。
最初にこの曲を聴いたときは、ずいぶん難しい曲だなぁ(演奏が難しいのはもちろんなのですが、どう楽しんだらいいのかがよく分からない、難解な曲という意味で)と思ったのですが、何回か聴いているうちに面白さみたいなものも分かってきて、弾いている人が楽しんでいる様子も伝わってくる。弾くのが難しいのは変わらないと思うのですが、今日はとても楽しめました。
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