2022年9月3日土曜日

コードを弾くように

  主旋律があまり回ってこなくて伴奏が多いヴィオラ。たびたびこんなフレーズが回ってくる。例えば、16分音符で「シレシレシレシレ ドレドレドレドレ」みたいなのとか、「ソレシレソレシレ ソラミラソラミラ」みたいなのとか。苦労するのは3連符になったとき。しかも同じパターンの繰り返しではないとき。

シレ#ソ ドミラ ドレ#ファ シレ♮ソ シレ♮ソ #ドミソ #ドミソ レ#ファラ

 たまに同じパターンの繰り返しになるのだが、法則性が見つからず、覚えるのもままならない。音符を追って弾こうとするのだけれど追いつかない。
 先生曰く、こういうのは3つの音符を同時に読まないといけない、のだそうだ。ピアノを弾かないので同じなのかどうかわからないが、ピアノは和音を同時に出せるので、音符もお団子のように重なっている。演奏する人がそれを読むときに「ドミソだからえーっと」と考えていたら弾けない。たぶんいちばん下の音だけ見て、そこからお団子になっているから指はこう、と瞬時に変換が出来てしまうのだろう。ヴィオラでも、「まずシだから2指、次はレだから開放弦(よかった)」とかやるのではなくて、「シレ#ソだから左手の指の形はこうでこう移弦させてこうする」というのを瞬時に読まないとダメなんだろう。ギターも弾かないのでこれも当てにならないが、コードに変換して、#Gm on H, Am on C とか読んでいけば…
うーーん できない
 ロッシーニの第3楽章でこんなのがたびたび出てくる。いまのところ練習は3つのうちの最初の音だけを弾いて弾いたつもりになっているのだが…。
 先生曰く、3回練習して出来ないところは10回練習してもできない。この辺りはアンサンブルの指導をなさる方と個人レッスンをされる先生では違うところだろう。個人レッスンの先生なら、弾けないところがあるときは、弾けるところは練習しなくていいから弾けないところを繰り返して、10回連続で間違えずに弾けるようになるまで練習する、などということを仰る。アンサンブルの場合は、ぜったいに弾けないところは他の人に任せて霞んでおくことにして、もう少し練習したら弾けそうなところを繰り返すとか、全体をオンテンポで通せるようにするとか、そういうところに練習の軸足を置かないといけない。いくら練習してもダメなものに貴重な時間を割かない。
 むむ…、本番までまだ1ヶ月以上あるこの段階で早くもトリアージか。

 しかしよくよく見てみると「シレ#ソ ドミラ ドレ#ファ シレ♮ソ」のパターンはたびたび出てくる。そのパターンのところに印をつけて、これだけ弾けるようにしておけば、いま弾けないところのうち半分は弾ける。残りの半分は…

やっぱりトリアージか。

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