A線が切れてしまって、仕方なくG線上のアリアとか、本当なら1ポジだけで弾けるはずの簡単な曲をD線でポジション上げてとか、なんだか消化不良なレッスンを受けて、注文していた替え弦が来るのを待つ。水曜日に黒猫さんが届けてくれた。
相変わらず早い💖。
さっそく~、と言いたいところだが、水曜日はリアル出勤&残業で張り替えもできず、本日木曜日に。今日は在宅勤務なのだが、はやる気持ちを抑え、お昼ご飯を食べた後に弦を張り替え、定時までは仕事に勤しむ。
すると突然
バン💥
と、独特の爆発音。普通の爆発音はいろんな周波数の音が混じり合った不協和音なのだが、いま聞いた音はどこか和声を感じさせる。「ファーン」と余韻を残すような、いままで聞いたことのない、いやどこかで聞いたことのあるような、とにかく独特の音だった。驚いて音がした方を見てみると、そこにはさっき弦を替えたばかりのヴィオラが。
え❗
一瞬、いま張り替えたばかりの弦がいちども音を出さないうちにまた切れたのかと思ったが、いやいやよく見ると、テールピースに嵌めているポールが外れている。さっき張り替えた時にちゃんと嵌まっていなかったのか。まぁでもよかった。あとでもう一度張り替えればいいさ、と思って仕事を続ける。
するともう一度、
バン💥
やれやれ、張り替えのときにテールピースをどうかしてしまったのだろうか。気にはなるのだが今は仕事中。在宅勤務だからといって勤務時間中に私事を挟むことは出来ない。
仕事が終わったので、やれやれもう一度張り直しか、とヴィオラを見てみると、ポールが外れたのはお昼に張り替えたA線ではなく、C線とG線だ。反対側から見ていたので勘違いしていた。いったい何故外れたんだろう。よく見ると糸巻き箱の中で弦が緩んでいる。それをみて、ペグが回ったのかと思ったのだが、さらよく見ると弦の一部が伸びている。要するに切れたのだ。
なぜ1時間のうちに2本も。
それも切れにくいはずの太い弦が。
そして値段の高い方の弦が。
ネットで弦の張り方を調べてみると、ナットと駒についている溝のところに鉛筆で色を塗って弦を滑りやすくする、なんてことが書いてあった。いままでそんなことはしたことがない。それが原因か。それとも長引く梅雨の湿気の所為か。梅雨はどうしようもないが、とにかくできることはやっておこう。芯の柔らかい鉛筆を持ってきて溝の上に芯を擦りつける。これで滑りやすくなるのか。
それにしてもこれはおかしい。
先週切れたA線は2本買ったので、あと1本予備がある。D線も切れていないので1本予備がある。G線とD線は予備に張り替えたので、次に切れると予備はない。
こうなったら、弦の種類を変えてみようか。
ちょっと思案のしどころか。
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