2018年4月9日月曜日

コンサートにお花を

 来週は、いつもお世話になっている先生がコンサートをされる。オーケストラのひとりとかじゃなくて、チラシに先生の写真がドンと載るようなコンサートだ。これは嬉しい。なんで、って特に理由はないが、すごいことだと思う。
 先週、たまたまコンサート会場の近くに用事があったので、帰りに会場近くのお花屋さんを探して、差し入れをお願いしてきた。もちろん、電話でも頼めるのだが、やはり実際にお花屋さんを見て、店主の顔を見て注文したい。こういう花をこんなふうに、とこと細かくお願いするほど花の知識もないので、細かいことはお花屋さん任せになってしまう。それで、コンサートのチラシを持って行って、
この先生に贈るんです
と言えば、写真のイメージで良いようにしてくれるのではないか、などと考えて、実際にそうした。先生はまだ若く、歳だけでいえば親子ほども離れている。きっと色目の良いカーネーションなんかを使って、可愛らしく華やかにアレンジしてくれることだろう。なんて思いながら注文票に電話番号とかいろいろ書いていたのだが、どうやら店主は二人の関係が気になるようだ。父親なのか、父親の友人なのか、パトロンなのか、いやあるいは所謂パパなのか。それによって花の感じも変わるのだが、どうもそこを測りかねたように
ヴァイオリンですか・・・
といってこちらの反応を覗っている様子。いや、その前に写真を指差して「この先生」って言っているのだから先生と生徒でしょ、と言いたいところだか、そこはあまり考えずに、「習っているんですよ。四十の手習いで。」と言うと、うしろで作業をしていた、奥さんだか、娘さんだか、アルバイトをしている娘だか、どうもそのへんの関係の定かでない女性もいっしょに破顔一笑。どうやらお花のイメージも決まったようだった。
気に入ってもらえると嬉しいのだが。

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