2013年2月18日月曜日

家での練習

 休みの日の朝にカラオケボックスで優雅なひと時を過ごすのはいいが、普段の日も、ちょっとでも時間があれば練習をしたい。それは上手になりたいということばかりではなく、ただヴァイオリンに触れいていたいという本質的な欲求でもある。とはいっても、会社に勤めていれば定時に帰れる日は稀で、夏でもとっぷりと日は暮れて、家族もみんな食事を終え、嵐のバラエティ番組だの、嵐が出演する歌番組だの、嵐の誰かが出演しているドラマだのを見ている時間にしか帰ることは出来ない。家の中で思いっきり音を出して楽器を弾くなど不可能。せいぜい、弦をポロンポロンとはじきながら譜読みをするぐらいしかできない。休みの日も、家族がまだ寝ている早朝こそ自由時間なのだが、一度家に帰ってから再びカラオケボックスに行くとなると、妻の冷たい視線が玄関先まで追いかけてくる。それに気を遣って家で練習するのだが、今度は近所に迷惑だという冷たい視線が、階段下のリビングから二階の寝室に刺さってくる。実際、今の季節ならどの家も窓を閉めているので、隣家からのヴァイオリンの所為で会話もできない、などといった状態にはならないはずだし、練習時間も日没までと決めているのだが。実際は家の外よりも家の中がうるさく、録り溜めしている嵐のバラエティ番組だとか、嵐が出演する歌番組だとか、嵐の誰かが出演しているドラマだとかを見るのに邪魔になるのかもしれない。ま、昨日のところではそういう一方的な言い方ではなく、婉曲に、二階のサッシを二重サッシにしようか、などといったことを言う。結露が激しいし暖房も効きにくいし・・・・、などというのだが、言いたいことは

いい加減にしいや
ということだろう。


 最近ヴァイオリンを始めた娘が、平日ぜんぜん練習をしないのにも、妻のこういうスタンスが少なからず影響しているはずだ。こうなったら、リフォームで家族の問題を解決する番組に応募して、

何ということでしょう
お父さんがいつも肩身を狭くしてヴァイオリンを弾いていたあの寝室が、防音対策ばっちりの音楽室に・・

なんてことをしてもらうしかないか。

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