2014年11月10日月曜日

不惑にして惑う

 今週は久しぶりのレッスン。前の先生の最後のレッスンが台風でなくなって、ご挨拶も出来ないまま先生が交代することになって、やっと1回目のレッスンだ。

 今のスタジオでヴァイオリンを習うようになって10年ちょっと。その間に先生が3回代わられて、今度の先生が4人目。これまで先生が代わられるときは、必ず1度、新旧の先生がいっしょにレッスンを見てくださる日があったのだが、今回はそれがない。たぶん、新しく来られる先生にとっても、これは結構たいへんなことだと思う。このスタジオではこの教本、って決まっていて、この人は何巻っていうのである程度どんなレッスンをすればいいのかが分かれば楽だが、私が知る限り、うちのスタジオでは教本を使ってレッスンを受けている大人受講生はほとんどおられない。しかも、ついこの前に発表会が終わって、いちおうどの方も前にレッスンをしていただいていた曲には1段落が付いたところ。私もその御多分に漏れない。

 2年後の発表会では、「情熱大陸」とヴィヴァルディの「冬のラルゴ」っていったんは決めたのだが、練習していて
何か違う
という引っ掛かりがずっとある。情熱大陸を弾いているのにちっとも情熱大陸っぽくないとか、ラルゴはゆっくりなので却って粗が見えてしまうとか、とにかく自分のイメージと違う。だけど、どう違うのかもわからないし、どうすればいいのかはもっとわからない。

こんな調子で
この曲 見てください
なんて言っていいのだろうか?

 そこへもってきて、久しぶりのバヨ会の曲が気になったり、アマオケに入ろうかどうしようかというような迷いがあったり、これから自分はどんなところで、どんな人と、どんな曲を弾いていくのだろうか、なんてことがちょっと気になって、だけどそこがブレブレで、大袈裟に言えば、いろんな意味でバヨライフが転換点にきているような気もしたり、しなかったり。

こういう時に
大丈夫! 大丈夫!
と言ってくださる先生がおられると、きっと心強いんだろうな、と思う。新しく来てくださる先生と、どうやってそういう関係性を作っていくのか。どの曲を見ていただいたら、あるいはどんなレッスンをしていただいたら、自分のこのモヤモヤが解消するのだろうか。

 スタジオには生徒一人一人のカルテみたいなものがある訳ではないので、新しい先生は、たぶん「この生徒さんはどんな生徒さんなんだろう」ということをご存じでないままお越しになると思う。そういう時は、生徒の方から、自分はこんな経歴で、これぐらい弾けて、こんな曲が好きで、こういうレッスンをしてほしいです、なんてことを自信を持って言えれば、お互いに楽なのだが・・・。

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