新しいバヨ先生によるレッスンが本格的に始まった。
本格的というのがどういうものなのかはいろいろと考え方があると思うが、前回はほとんど挨拶程度だったのが、そうではなくなったというもので、たぶん、今回のレッスンの形式がしばらく続くのだと思う。
前回のレッスンでは、クロイツェル2番をやりましょうということだったので、教本を買ってきた。コソ練禁止令が出ていたのだが、音符を見たらどんなものかは気になるので、ちょっと弾いてみる。簡単ではないがまったく弾けない訳ではない。途中、ポジション移動があるところには指番号が書かれているのだが、そこにポジションを書き加えないと咄嗟にポジションが定まらないのだが、コソ練禁止令が出ているので、それはやめておいた。
さて、レッスン開始。
ほとんど初見なのは、コソ練禁止なのだから気にすることもなかろう。出だしはまずまずなのだが、10小節目ぐらいで止められる。教本には2ポジへのポジション移動の指示があるのだが、そこを1ポジのまま弾くこと、ポジション移動しないまま高4でファを取ることなどが教本に書き加えられる。
止まったついでのように最初に戻って、下降音階のときに次の音まで指を押さえておくことやら、反対に、3指→4指→2指と弾くとことは、4指を押さえたところで3指を離すといったことが、具体的にここではこの指も抑えるとか、ここではこの指は離すといったようなこととかが、詳細に書き込まれていく。次の音までいっしょに押さえるというのも難しいのだが、3指から4指を出す時に、その次が2指という理由で3指を離すというのが意外とできない。
4指を使わないときに、小指がクルッと小さく巻かれているのもダメだと言われた。ダメなのは分かっているのだが、これまでは治せなかったものだ。
4指で押さえるときに第2関節が伸びてしまうのもダメ。
もっと自然な感じ
にしておかないといけない、というのだが・・・
言われたとおりにやろうとするのだが、どうしても出来ない。弓を置いて右手でアシストすれば出来るのだが、かなり力が入っていて、ガッと掴んで丸くしたり弦から離したりしないといけない。どう見ても自然ではないのだが。
弓の持ち方にもNGが出た。
ここをこうして、そこをそうして、といろいろ注意されるのだが、どう考えてもその通りには出来ない。
普通に持てばいい
と仰るのだが、普通ってなんだ。どうも私の持ち方は普通でないのは分かったのだが、普通とどう違うのか、どうすれば普通になるのかは定かでない。
姿勢にもNGがでる。足をハの字に、左足の方向はヴァイオリンのネックの方向、ネックが下がらないように。ま、こっちの方は分かり易いのだが、いったい何からどの順番に気を付けていけばいいのやら。ひとつのことをやろうとすると、他のことが疎かになってしまう。
結局、クロイツェル2番の最初の4小節だけを練習するのが宿題になった。その続きは練習しないように、というコソ練禁止令。
当たり前のことなのだが、先生が説明をしている間は音を出さない。
「ここはこうして」、という指示があると、続きを聞く前にまずそこだけやってみて「こうですか」となってしまうのだが、プロのレッスンはそうではないみたいだ。
今日の先生はほとんど笑われなかったので、たぶん、このオッチャン相手にかなり本気モードになっているような気がする。ならばこっちもモードを切り替えて、大リーグボール養成ギブスでもつけたつもりでやっていくしかないか。
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