久しぶりにバヨ会をやった。
やっぱ、合奏はえぇわ。
だいたい、弦楽器というのは合奏のためにある楽器なんだよな、と思う。ヴァイオリンの名曲って言われる曲の多くは合奏曲。そりゃもちろん、バッハの無伴奏パルティータみたいに、ステージにソリストひとり立たせて超絶技巧の限りを思う存分堪能する曲もあるけど、そういうのはむしろ稀。プロの演奏家の真似をして
あぁ、これこれ、この感覚
いちおう同じ曲だね
という境地にはひとりでは行きつけない。
今日は、将来を期待される若手ソリストを客演にお迎えしてのバヨ会。まずは、数ケ月前に発表会で弾いたというヴィヴァルディのAモールを弦楽アンサンブルのバックで弾いていただく。これ、伴奏も結構おもしろい。ヴィヴァルディの曲って、いろんなところにいろんな仕掛けが仕組まれていて、合わせて見ることで、ここでヴィオラとチェロがこんなふうに掛け合うのね、とか、ここでセカンドとヴィオラがこうハモるのね、なんてことがわかる。結構、ヴィオラ大事なのよね。目立たないけど。
いや、それにしても、
やっぱり付け焼刃ではあかんわ
ということがよく分かった。
他の人って、結構、レッスンでちゃんと基礎からやってはるから、普段やっていない曲が来てもすぐ何とかなる。私の場合は、次はこの曲、って決まったらそればっかり練習して何とかしようとするから、全然、他の人を聞けていない。いや、もう楽譜を見て追いかけるのに精一杯。ちょっと他の人の顔を見たらうまく合わせられるのになぁ、と思うのだけれど・・・
午前中に、いちおう録音。
でも、今回は門外不出の録音ね。
お昼ごはん食べた後はパッヘルベルのカノン。これは玉砕だったのでなかったことにして、もう1曲は、またヴィヴァルディのAllaRustica。これは結構楽しい曲で、ヴィオラは比較的簡単。とか言いながら、録音聞いてみたら、なんじゃこのヴィオラは、って感じなんだが、弾いているうちは、
あぁ、これこれ、この感覚、
というところもあった、ような気がする、と思う。
普段はアンサンブルの練習もしていないし、アンサンブルのレッスンもない。
発表会ではアンサンブルもあるので、発表会前にはちょっとだけアンサンブルのレッスンもあるのだが、本当にちょっとだけ。どっちかというと、ソロの発表が中心でアンサンブルは余興みたいな扱いになっている。
ちょっとそういうレッスンもちゃんと受けなきゃなぁ、と思っていたら、今日のメンバーのお一人がアンサンブルレッスンを受講されているそうだ。飛び入りでも大丈夫、とか、初心者に近い人もいますよ、とか、ヴィオラの人が来たら歓迎されますよ、とかいう甘言にすっかり乗ってしまっているのだが、果たして大丈夫か?
ま、一回目だけは ♪ありの~、ままの~、って周りを凍らせてしまっても許してもらえるかも。
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