2014年11月18日火曜日

新バヨ先生のレッスン始まる

 小学校の頃に、先生が産休に入られるときに新しい先生が来られるのをドキドキして待っていた経験はないだろうか。新しい先生のレッスンが始まるまでというのは、その時とおんなじような気分で、なんとなく心が落ち着かないものだ。

 その待ちに待ったレッスンがやっと始まった。

 芸大に通う学生さんということだが、見た目、やっぱり若い。
 私のように、これぐらいの娘がいても不思議ではない年齢になってしまったおっちゃんばっかりの相手をさせるのが申し訳ないぐらい若い。産休教員というよりも、教育実習生のような感じだ。
先生がんばってね
って言いたくなるぐらい若い。だから良かったとか、だからどうだという訳ではないが、とにかく若い。

 っと、ちょっと若い、若いと言い過ぎたが、とにかくレッスンが始まった。

 5日ほど前に決めていたように、ドッペルを弾いて聴いてもらう。5日前に思い出したものだから、そんな初対面の人に聞かせるようなものではないのだが、ここで上手に弾いてドヤ顔しても意味がないので、とにかく弾く。途中、セカンドがソロで休符になるところがあって、そこでひと区切りつくのだが、
最後まで弾いていいですか
といったら、
どうぞ
ということだったので、遠慮恥じらいなく最後まで弾いた。

 どっから、どう指導していいかわからず、戸惑っておられる様子。
 ま、そりゃそうでしょう。
おとがくさん、この曲、ムリですよ
とは思っていても言えず、「どのツラさげてこの曲弾くねん」とも言えず、
ガハハハハハ…
と笑うこともできず・・・

 まず、姿勢からですね。
 速く弾けないときはゆっくり無理ぜず、誤魔化さず。
 下降音階のときは次の指も指板に載せて。

なんてご指導をいただいて、次回からはクロイツェルをやることになった。

あぁドッペルはいずこへ

ま、しかし、基礎がちゃんとなっていないことも前から気になっていたことだし、何か「この曲」と決めてそればっかり練習してやっと弾けるというのではなくて、例え簡単な曲であったとしても
これぐらいのレベルなら弾ける
という「自分のレベル」が欲しいとも思っていたところだ。

クロイツェルに関しては、買ったら譜読みするだけ。弾くのは次回からという
コソ練禁止令
も出た。なんか、レッスンって感じだ。クロイツェル以外は弾いてもいいとことだったので。しばらくは好きな曲を弾き散らかすか・・・。



2014年11月13日木曜日

そうだ! ドッペルを弾こう。


 いよいよこの週末に新しい先生のレッスンが始まる。
 いろいろとモヤモヤしていたのだが、久しぶりにバッハのドッペルを取り出してきて、そのモヤモヤがパッと晴れる思いがした。
ああ、この曲だったんだ
という気分だった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/より
バッハのドッペルにはいろんな思い入れがあるのだが、なかなか最後まで弾くことが出来ない。もはや、サグラダ・ファミリアのように、完成しないことにこそ意義があるのではないかとさえ思える永遠の課題曲だ。ヴァイオリンの教本にはよく使われるお馴染みの曲なのだが、真面目に教本をやっていない私にとっては、本来は縁のない曲だ。

 私には、4年前の発表会の講師演奏のときに、当時のバヨ先生がこの曲を弾かれたときの印象が強烈に焼き付いている。
 その発表会で弾いたのはVivaldiのAllaRustica。自分の演奏はほとんど玉砕状態で意気消沈していたところにこの曲の演奏があって、それでものすごく励まされた思いがした。
おとがくさんも、いつか
この曲を弾けるようになるわよ
ステージの上からバヨ先生のそういうメッセージが伝わってきたように思えた。

 バヨ会でも定番になっている曲だったが、私には弾けないので、この曲が始まったらいつもお休みをしていた。その頃は、パッヘルベルのカノンが弾けるかどうか、というレベルだった。それで、発表会がお終わったら、まずはカノンが弾けるようになりたいと思って、半年ぐらい、レッスンをつけていただいた。それでなんとかカノンが弾けるようになった、というところで発表会の曲にシフトし、その発表会が終わった後で、今度こそとドッペルのレッスンをつけていただくことになった。

 そのレッスンは1年ほど続いた。先生に合わせてもらったこともある。
 少しずつではあるけれど、憧れの曲が弾けるようになっていく。そのプロセスはなかなか楽しいものだった。

 その後いろいろ事情があって半年ほどレッスンを休んだ。ヴァイオリンを辞める覚悟もあったのだが、休んでいるとどうしても弾きたくなって再びレッスンを始めた。
 その時は、次の発表会まで半年というところだったので、発表会用の曲でレッスンを再開した。
 その間に先生が交代され、ドッペルはお蔵入りになっていたのだ。

 この数週間、これから自分にどんなバヨライフがあるだろうかと考えながら、新しい先生に見ていただく曲を、あれでもない、これでもないと思い悩んでいたのだが、いまこのときに、このドッペルなしに自分のバヨライフは描けないということに気付いて、本当にすっきりした思いなのだ。
 きっと、ドッペルがカッコいいとか、そういうことではなくて、これを誰かと弾きたい、という思いの方が強いのだと思う。これが弾ければ、言葉の壁さえ越えて 金髪美女 どんな人とでも合奏が出来るような気がする。

 久しぶりに弾いてみると、弾けていたはずのところも弾けなくなっているし、最後まで通して弾けるようになるのに最低でも何ヶ月かかるだろうかという感じだ。本当に永遠に完成しないかもしれない。
 だけど、部分的であっても自分の手でこの曲を紡ぎ出していると思うと、何とも言えない満足感が込み上げてくる。日本にドッペルがあってよかった。

2014年11月10日月曜日

不惑にして惑う

 今週は久しぶりのレッスン。前の先生の最後のレッスンが台風でなくなって、ご挨拶も出来ないまま先生が交代することになって、やっと1回目のレッスンだ。

 今のスタジオでヴァイオリンを習うようになって10年ちょっと。その間に先生が3回代わられて、今度の先生が4人目。これまで先生が代わられるときは、必ず1度、新旧の先生がいっしょにレッスンを見てくださる日があったのだが、今回はそれがない。たぶん、新しく来られる先生にとっても、これは結構たいへんなことだと思う。このスタジオではこの教本、って決まっていて、この人は何巻っていうのである程度どんなレッスンをすればいいのかが分かれば楽だが、私が知る限り、うちのスタジオでは教本を使ってレッスンを受けている大人受講生はほとんどおられない。しかも、ついこの前に発表会が終わって、いちおうどの方も前にレッスンをしていただいていた曲には1段落が付いたところ。私もその御多分に漏れない。

 2年後の発表会では、「情熱大陸」とヴィヴァルディの「冬のラルゴ」っていったんは決めたのだが、練習していて
何か違う
という引っ掛かりがずっとある。情熱大陸を弾いているのにちっとも情熱大陸っぽくないとか、ラルゴはゆっくりなので却って粗が見えてしまうとか、とにかく自分のイメージと違う。だけど、どう違うのかもわからないし、どうすればいいのかはもっとわからない。

こんな調子で
この曲 見てください
なんて言っていいのだろうか?

 そこへもってきて、久しぶりのバヨ会の曲が気になったり、アマオケに入ろうかどうしようかというような迷いがあったり、これから自分はどんなところで、どんな人と、どんな曲を弾いていくのだろうか、なんてことがちょっと気になって、だけどそこがブレブレで、大袈裟に言えば、いろんな意味でバヨライフが転換点にきているような気もしたり、しなかったり。

こういう時に
大丈夫! 大丈夫!
と言ってくださる先生がおられると、きっと心強いんだろうな、と思う。新しく来てくださる先生と、どうやってそういう関係性を作っていくのか。どの曲を見ていただいたら、あるいはどんなレッスンをしていただいたら、自分のこのモヤモヤが解消するのだろうか。

 スタジオには生徒一人一人のカルテみたいなものがある訳ではないので、新しい先生は、たぶん「この生徒さんはどんな生徒さんなんだろう」ということをご存じでないままお越しになると思う。そういう時は、生徒の方から、自分はこんな経歴で、これぐらい弾けて、こんな曲が好きで、こういうレッスンをしてほしいです、なんてことを自信を持って言えれば、お互いに楽なのだが・・・。

2014年10月31日金曜日

吹奏楽部のAfrican symphony

 私が高校生のときにはなかったのだが、いまは県レベルだとか全国レベルの総合文化祭というのがあるらしい。体育会の方には「総体」というのが昔からあったが、それの文化部向けということのようだ。吹奏楽部の演奏は、おそらく花形のひとつだと思う。
 上の娘は高校の吹奏楽部に所属していて、今日はその「総文」に出掛けて行った。ちょうど祝日に出張があって、今日が振替で休みだったので聴きに行った。

 会場は客席1200~1300人ぐらいの市民ホール。平日なので、私のように聴きに来ている家族もそれほど多くはないのだが、とにかく会場は制服の高校生だらけ。圧倒的に女子学生が多い。私の吹奏楽のイメージは、警察音楽隊とか消防音楽隊とか、かっけー制服を着て、バトンを持った指揮者を先頭に行進してくるというものなので、男性が中心というものなのだが・・・。

 お昼ぐらいに会場に着いて、うちの娘の高校だけでなく、いろんな高校の演奏を聴いた。大人数で「どうだ」と言わんばかりに大音量を響かせるところ、少人数なのにひとり一人がソリストのレベルでめっさ上手いところ、フラッグパフォーマンスだとかいろいろな演出で盛り上げるところ、歌謡曲や映画音楽などのポップスで勝負してくるところ、吹奏楽の王道とも言える曲(だと思う)で正面勝負してくるところ…。それぞれに特徴があって面白い。

 圧巻は、いろんな高校の選抜メンバー(か希望者かはわからないが)による合同演奏。出場校の中には部員十数名の小さな吹奏楽部もあるが、そんなところのメンバーにはたまらないステージだと思う。うちの娘のところはそこそこ人数もいるのだが、合同となると人数は200名弱。これを圧巻と言わずして何を圧巻と言えよう(ちょっと大袈裟か)。そこで、タイトルにあるAfrican symphonyが演奏された。

 この曲は以前からお気に入りの曲だった。
 アフリカの土は未だ踏んだことがないし、踏む予定もないのだが、この曲には明らかにアフリカが描かれている。以前は佐渡裕さんの指揮で演奏されるものをテレビで見たのだが、その時も目頭が熱くなった。アフリカの大地、大自然、そこに暮らす人々が紡ぐ文化。そういったものへの憧憬やリスペクトなしには弾けない曲だと思う。

 今日の演奏でっも、どっかの高校の吹奏楽部の顧問をされておられるであろう、アフリカンな印象の髭を生やされた先生が、佐渡裕顔負けに全身を使って指揮をされておられた。高校生たちもそれによく応えて素晴らしい演奏だった。涙が出てきた。

 いや、それにしても、全体を通じてホントに楽しそうだった。自分がこの娘ぐらいの歳のときは音楽にも楽器にも無縁だったから、ホントに羨ましい。

2014年10月28日火曜日

新バヨ先生きまる

 前回の記事で設置した「いいね」「どうでもいいね」「もういいね」ボタンですが、試してみたのですがうまくカウントアップされません。GOOGLEブログでもこの機能を使っている人はあまりいないのか、トラブルの原因もネットには上がっていなくて、ちょっと困りました。
 ま、チェックボックスにチェックすることは出来ますので、それで当面は「チェックできた」と満足してください。 ←何が面白いねん!!

 さてさて、いつもお世話になっているスタジオから、新しい先生が決まったという連絡があった。まだ学生さんらしい。そういえば前の先生も最初は学生さんで7年ほどお世話になった。今度の先生にも長くお世話になれればいいと思う。まだ学生さんということは、レッスンをされた経験もあまりないかもしれないし、きっと緊張されているに違いない。私を含めて、なぜかヴァイオリンの生徒はおっさんが多いので、ちょっとびっくりされるかも… などと、どっちが先生だかよくわからない心配をしたりしつつ、次のレッスンを楽しみにしている。