前回までのあらまし。
8月の発表会に向けて準備をしていかないといけない。レッスンは、ソロのレッスンと、アンサンブル(弦カル)のレッスンがあるから、それぞれ何を発表するかを決めて練習。それと、レッスンとは直接関係ないのだが、他の楽器との変則三重奏を出し物的に。
そうなると、ひとりで3つもステージを踏むことになるので、まずはソロを後回しにして、弦カルと変則三重奏を優先的に練習していたのだが、弦カルの他のメンバーが発表会に後ろ向きなので、これは直前になって「出ない」ということになるかも。変則三重奏はあくまでも「出し物」なので、これだけという訳にはいかない。
ところが、ソロは後回しにしていたので、前回のレッスンではまったく箸にも棒にも掛からなくて、さてどうしたものか。
それで、そのあと心を入れ替えて、弦カルを後回しにしてソロの曲の練習に励む。ヴィオラ弾きにはお馴染みのこの曲だ。
前回のレッスンでは、とにかく、最後まで通して弾ける速さでしっかり通す、というご指導だったので、八分音符ひとつ88ぐらいの速さから練習。弾けないところは繰り返し練習する。そういえば、前の先生が、間違えたところは10回続けて間違いなく弾けるようになるまで繰り返すんだということを仰っていたなぁ、と思い出して、そういうつもりで練習する。ただ単に繰り返すだけだったら間違える練習をするだけなので、なんで間違えたのかを考えながら、とにかく3回続けて弾けるようになるまでは次のフレーズに行かない。そんなことをしてきた。回数は1/3以下になっているけど、趣旨は引き継いでいるつもり。
なんとかそれが出来るようになってきて、速さを少しずつ上げていく。88から96へ。レッスンの前には112ぐらいまで。
そんなこんなで臨んだレッスン。最初に通してみて、「だいぶ練習されてきましたね」とお褒めいただく。「発表会出られるかもしれませんね」。
やったー
音程の甘いところを何箇所か指摘される。ト長調なので、基本的にファにはシャープが付くのだが、ところどころ移調してナチュラルになるところがある。そこがナチュラルに聞こえない。特にD線で弾くところ。A線で弾くドにシャープが付いているように聞こえるところがある。3ポジに上がってD線で弾くシにフラットが付いているように聞こえるところがある。いちおう通せているからこその指摘だと思う。いままでは、そんな音程以前の問題だった。
動画では、最後はソロの方は所在なさげに立っておられるだけなのだが、手元の楽譜では、この部分でヴァイオリンと同じメロディを弾くようになっている。超絶ハイポジション炸裂なのだが、ここの音程が取れない。5ポジは指だけで音をとるのではなく、肘から取りに行く。練習の仕方もみっちりご指導いただいた。
弦カルの発表が無事にできれば、次回の発表会では取り下げるかもしれないけれど、いずれ弾くかもしれない。もちろん、弦カルがキャンセルになればこの曲で8月の発表会に出ることになる。引き続き、こころを入れ替えて練習に励まなければ。