記譜ソフトというのはなかなか便利なもので、結構、重宝している。ふだん使っているのはMuseScoreというフリーのソフトなのだが、フリーなのに結構、高機能だ。よく使う場面としては、アマオケの先生が書いてきて手書きの楽譜の浄書なのだが、練習用の音源を作るときなんかにも使っているという話は前の記事に書いた通り。
今回もこのソフトを使った話。
スタジオの発表会が8月にあることが決まったので、まったくジャンルの違う楽器を弾いている中年男性3人が、なにか「出し物」をしようということで、曲を物色。その3人が弾いている楽器がヴィオラ、クラリネット、マリンバという組み合わせなので、ヤマハのぷりんと楽譜を物色したところで見つかるはずもない。それで、いつもまず候補曲を決めたら、その曲の合奏譜を手に入れ、それをもとにこの変則三重奏用にアレンジするという作業。そこでもMuseScoreが活躍する。
今回は2曲の候補があった。ひとつは1990年ごろのJ-POPで、ピアノ伴奏でクラリネットを吹く楽譜があって、そこからアレンジしたのだが、ピアノの左手がずっとアルペジオを刻んでいて、その軽快なリズムはマリンバ以外になさそうで、そうするとヴィオラはピアノの右手と、役割がはっきり決まってしまって、アレンジは楽だけれどあまり面白いアレンジにはならなかった。
宇宙戦艦ヤマトは、弦楽四重奏の楽譜を入手して、まずMuseScoreで写譜。フラット3つのハ短調だったので、2度上げて、フラットひとつのニ短調にして、主旋律を各楽器に振り分け、残りの楽器は、主旋律以外のパートから、音の重ならないフレーズをとってくる。なかにはふたつのパートの美味しい処取りというハードなところもあるが、まあまあそれらしくアレンジは出来た。
音を出してみて、なんとなくおかしいところはあるのだが、どう治せばいいかよくわからず、とりあえず残りの二人にみてもらって、あそこはこう、ここはこれ、と修正を入れる。練習を始めればまた修正が入りそうだけれど、まずはこれで練習を。
これも、アレンジするのに精いっぱいで、昨日やっと自分が作ったパート譜をプリントアウトして練習し始めたところ。なにせ3人だから無駄なパートはひとつもない。簡単な曲だと思って侮ってはいけない。練習しなきゃ、本番で嫌ほど後悔するんだよねぇ。
ちなみに宇宙戦艦ヤマトの好きなアレンジはこれ。
いままで2回、生で聴いている。ヴィオラ弾きには堪らない。楽譜を探しているんだけど、これは見つからない。
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