重音の部分を重点的に練習して臨んだレッスン。
冒頭で「楽譜を買いました」といって、前回の記事に書いたいろいろを説明したのだが、やはり「ト音記号が読めない」というのは分かってもらえない。特にそれを責められるわけではないが。ともあれ、買ってきた楽譜を見せると、それを見ながらレッスンをしていただけた。いままでは、譜面台のスコア譜をチラッとみながら、ほとんど楽譜を見ないでレッスンされていたので、なんだかこれだけでも新鮮。弾いている間は先生の顔を見る余裕はないのだけれど、たぶん先生は楽譜の方を見ておられるだろうと思っているので、緊張感がやや和らぐ。ただ、だから上手く弾けたというわけにはいかなかった。
音楽の先生だから、たぶん楽譜を見ればどんな曲かは瞬時にわかられるんだと思う。弾いている曲がそのイメージと違うとそこでストップ。
フレーズ感がない
これは前にも別の曲で言われたことがあるのだが、この曲に関しても楽譜通りに弾くというところから一歩先に進んだかも。ま、先生にしてみれば、それも「楽譜通り」のうちなんだろうけど。素人的には「楽譜通り」と言われれば、まず音程をあわせてその通りにというイメージがあって、音が鳴り始めたらすぐ次のことを考えてしまうのだが、それがすぐに音を抜いてしまう癖になっていた。別の曲ではできていたことも曲が変わればまたやり直しというのは、素人にありがちなのか。とにかく一音一音を大事に最後まで弾く。そういわれると中膨らみするのも私の癖のようだ。最初から大事に弾く。大事と言われてそうっと始めるのはまたよくない。
短い音は、弓をあまり使わず、腕の重みをしっかり載せて音を出す。先生が良い例と悪い例をされると一目瞭然。悪い例は明らかに子供っぽい。実際は子供の方が上手いのだが。
全体的にもっと
弓を吸いつけて
弾く。久しぶりに聞くが、よく言われていたことだ。押さえつけるのとは違う。以前はそれがなかなか出来なかったのだが、果たして出来るようになったのか。次回レッスンまでの課題。
ただ音程を取ることから曲の表現に一歩踏み込んだと思ったが、結局はボウイングという基本に立ち返った練習を繰り返すことになった。ただ基礎練習でも、それでこの曲のこの部分がこんなふうに良くなると思えば精も出る。
練習だな。練習。