あけましておめでとうございます。
昨年は、こんな独り言みたいなブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。今年も、ほぼ「文字数制限のないツイッター」として、呟き続けると思います。昨年は、月によっては「1回だけ」というような更新頻度でしたが、それでも毎月更新できました。今年は、たまに読みに来てくださる方が飽きないように、せめて半月に1回ぐらいは更新したい(←希望的目標)です。
さてさて、ブログのことではなくて、リアルの方の目標だが、ここ数年は
年末まで続けること
という不動の目標に毎年取り組んできた。そして、ここ数年、その目標は毎年、達成している。「続ける」ということがどれだけ大切で、しかしどれだけ難しいかは、改めていうまでもないのだが、昨年は、アンサンブルにも参加して、続けている内容もさらに深まったと思う。
今年もまた5月ぐらいからアンサンブルに参加して、9月か10月の定期演奏会に載りたい。昨年、載ったロビーコンサートだとか、保育園の発表会も楽しみだ。他に、今年は、いつもレッスンを受けているスタジオの発表会と、3カ月に1度ぐらいアンサンブルレッスンを受けているスタジオの発表会もある。練習しなければいけない曲数も、数年前に比べるとものすごく増えている。アンサンブルに縁のない頃は、1年かけて1曲を弾くという感じだったのだが、昨年はついに初見でステージに載る(←ほとんど弾けなかったけど)というところにまで行き着いてしまった。
こうなってくると、技量的にはこれまでとはまったく違うものが求められる。弾く曲を人よりもたくさん練習して、なんとか他の人の足を引っ張らないようにするというのではなく、どんな曲でもそこそこに弾ける基本的な技量が必要だ。たとえば楽譜を読む力だとか、ロングトーンできれいな音を出す力だとか、重音になったときにどっちを弾くかを瞬時に見分ける力だとか、超絶フィンガリングをいかにもやっているように見せる力だとか、自分の弾けないところを弾いていると見せかける力だとか、間違って音を出しても顔に出さない力だとか…。 ま、とにかく、「この曲だけは弾ける」という、その曲にしか通じない技量ではなくて、どんな曲にもも通用する汎用的な技量ということなのだが、これまで10年以上、教本で地道に練習するという道を外れてきたことのツケがここにきて出てきたといえる。
そんなことも踏まえて、今年の目標は
愉しむこと。
発表会のステージもあるのだが、「上手」と思われるより「愉しそう」と思われたい。そりゃ上手に越したことはないのだが、それは上手に弾ける方が愉しいからで、上手に弾くために愉しくするのではない。
子供のレッスンだと、これまでよりも難しい曲が弾けるようになるとか、これまでよりも上手に弾けるとか、技芸の上達という目標があって、そのためには愉しくしないと続かないし、家でも練習をしないから、上手になるために愉しくすることがあるかもしれない。愉しむことは、上達のための手段だとかストラテジーであって、目的、目標はやはり上手に弾くことだろう。
でも大人は違う。昨年、いろんな方のお話を聞いて、やっぱり上手に弾けたら、上手に弾けないよりももっと愉しいだろうな、ということが分かってきた。テレビに出てくるような五嶋みどりさんだとか、諏訪内晶子さんのような、「上手」を極めた人は、さらにその「上手」を極めようと、苦しい練習に励んでおられるイメージがある。でも、それが私たちのような素人をを含めて、ヴァイオリンやヴィオラを弾く人、全員に課せられた使命ではない。昨年、出会った人はみんな私よりも上手な人ばかりだが、さらに上手になろうという努力に増して、少しでも多くの人と一緒に愉しもうという努力をされているように思えた。上手に弾ければ、いろんな人と弾く機会もできる。難しい曲が初見で弾ければ、急に呼ばれてステージに載っても大丈夫。だから上手に弾きたいと思う。上手に弾くことが目的なのではなく、愉しむことが目的で、上手に弾くことはそのための手段だとかストラテジーになっている。
だから、今年の目標は愉しむこと。愉しめるように上手に弾くこと。
もし、機会があれば、リアルでも一緒に愉しんでください。
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