2月にレッスンを再開して以来、8月の発表会に向けて、バッハ無伴奏チェロ組曲1番プレリュードを見ていただいていたのだが、いよいよ発表会が近づいてきて、個人の発表のほかにアンサンブルの曲までいただくと、すっかりそちらの練習ばかりになってしまう。目下、前回の記事に書いたジブリ映画の主題曲に取り組んでいるところなのだが、もうひとつのアンサンブル曲、パッヘルベルのカノンも、いちおうは弾いてみて、どれぐらいの難易度なのかだけでも確かめておきたい。
ヴィオラ用にハ音譜を起こしていただいているのだが、その際に、A線の根元の方でしか出せないようなフレーズについてはオクターブ低いところに音符が移されている。その変わり目のところは、よく言うと新鮮な感じ、わるく言えば変な感じだ。オクターブ下になれば、弦を変えるだけでなく、指遣いも変えないといけない。ついいままで慣れ親しんだ指を出してしまうのだが、それで変な音が出てから「しまった」と思うことしばしば。まずは音符にイタリア語のフリガナ(ドレミのことね)を振って、次は「#ファ」なんてことを意識しながら弾くということをして、ぼちぼちと慣れていくしかなかろう。
ちなみに、右の写真ではまだフリガナのないところがあるが、このあと全面的にフリガナを振った。
反対に、オクターブ下げることなくもとの音階で弾くところは、基本的には慣れ親しんだヴァイオリンの指遣いと同じで、弦が1本隣になるだけなのだが、ヴァイオリンと違ってE線はないので、そこは全部A線のハイポジションになる。これも楽譜にポジション番号をローマ数字で書き込んで対応。
なんか、こういうのが初見で読めたらいいのに、とつくづく思う。
ともあれ、そんなことでこの曲もぼちぼち練習していかないといけない。
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