打算抜きで、ただ「やりたい」という気持ちだけで、本気で取り組めるものがあれば、本当に幸せだと思う。去年、一度ヴァイオリンを辞めてみて思ったのは、とにかくヴァイオリンが弾きたいということ。「No ○○ No Life」っていうけど、本当にその通りに思った。
なぜ、という理由は全くない。とにかくヴァイオリンが弾きたかった。
たいして上手でもないし、自慢できるものでもない。
これからそんなに上手になるわけでもない。
もちろん何か得をするわけでもない。
だけどヴァイオリンが弾きたい。
辞める理由はいくらでもある。
仕事があって忙しい。
家族との時間が大事だ。
おカネがかかる。
いくらやっても上手にならない。
辞めない理由はただひとつ。
やりたいから。
今月から社会人になって、いままで続けていたことを辞めてしまった人も多いと思う。そういう人がこの記事を読むと、そうだよなぁ、と思うかもしれないが、誤解はしてほしくない。20歳そこそこの青年が、例えば、社会人になってもバンドを続けていきたい、と思うのは、
いままで続けていたことだからここで辞めるのがもったいない、とか、
バンド仲間と縁が切れてしまうのが惜しい、とか、
何か別の要素があることが多いと思う。それは、プライドだったり友達だったりするが、それはそれで、そこに打算がある。そういうことで何かを続けていくのには何処か無理が生じてしまう。
ヴァイオリンブログを始めて、一時は、ブログの読者を増やしたいために、ブログのネタのために練習をしていた時期もあったが、それは卒業だ。
いま、誰もいない早朝のスタジオで、ただひとり、人知れずヴァイオリン(いや、実はヴィオラだが)を弾いている時間が、自分の心の中に静かに積み重なっていくのを感じる。
ちょっと真面目に書き過ぎたので、エイプリルフールの記事にしておいたが、なんかそれが新年度の誓いのような感じになってしまったかな。
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