2018年9月8日土曜日

再び、MOZARTは楽しく

 レッスンがあった。新しい先生の2回目。前回は発表会の前日だったのだが、それが終わったので、これからさき、どういうレッスンをするのかという相談だ。とりあえず、今度の定期演奏会の楽譜と、セヴシック、小野アンナを持って行った。今回は、事前に何をするか決まっていないので、とりあえずは定期演奏会で弾くモーツアルトを見ていただくことにした。

 いろいろとご指導がはいいたのだが、ひとことでいえば、楽譜を必死で追いかけるのではなくて、モーツアルトを楽しむように弾きなさいということか。スラーは最初の音を大きく後の音は添えるように弾くとか、シンコペーションは鋭く刻むだとか、押さえつけるような弾き方は駄目だとか、スタッカートはもっと軽やかにだとか。
 アンサンブルなので、自分一人が落ちても止まることはないので、一音ずつしっかり出そうとするのではなく、弾けないとことは霞んでおけばいい、なんてことも割とはっきりおっしゃる(そういわざるを得ない状況なのかもしれないが)。完全に弾けていなくても、拍の最初が揃えば何んとなく弾けているようには聞こえる。そのうえで、多少目立つところだとか聞かせどころはしっかり押さえて、ということから、前述のようなことを仰っておられるのだと思う。

 4指を使うのが苦手なので、移弦やポジション移動でなんとかしのごうとするのだけど、速いパッセージでは移弦に時間が掛かってリズムがあっていない。比較的ゆっくりのフレーズの場合は、ポジション移動で音程が不安定になるより、さっさと移弦した方がいい、などなど、いまさらながらいろいろ課題がみつかる。たぶんどの曲にも共通する課題だと思う。こういうところを少しずつ良くしていかないといけない。

 セヴシックの宿題が出た。
 いままでも持ってはいたのだが、どう活用したらいいのかが分からず、ただお経を唱えるように弾いていただけだったのだが、大事なのはここ、これを弾くならポイントはここ、といった指針ももらえたので、だいぶ練習しやすくなったように思う。
 いつもの如く、発表会が終わると基礎の大切さを痛感するのだが、これもいつもの如く、基礎の練習は長続きしない。今回は何か変化があるのだろうか。

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