2016年4月20日水曜日

歌うように

 今日はレッスン。
 いまの先生は、大人にはあまりガンガンと課題を出したりはされない。毎回、自分で課題を持ち込んで見ていただくというスタンスで行かないと、結局何も教えてもらえずにレッスンが終わってしまう。これは、ある意味、主体的なレッスンになるし、練習をコンスタントにやらないと課題も見つからないので、練習も言われたことをだらだら反復するということにはならない。

 前回のレッスンでは、主には急楽章のテンポのはやい所をどう弾くかが課題で、最後に緩楽章のしっぽりと弾くところを見ていただいたのだが、今回は緩楽章がメインテーマ。

 これまでは、急楽章をヒラヒラと弾くのを目標に練習してきたところがあるのだが、緩楽章は緩楽章の難しさがある。音程を合わせて楽譜通り弾くということが出来たその先がないと詰まらないという難しさだ。ま、それは楽譜通り弾けてからの課題とも言えなくはないのだが、でもまぁ、そろそろそんなことが気になるぐらいにはなってきた。

 緩楽章で気になるのが、音がフレーズにならないこと。一つひとつの音がバラバラで、「フレーズ感」がない。ひとつのフレーズをどう始めて、どう展開させて、どうやって次のフレーズにつなげるかという表現ができない。こうしたいという思いはある程度出てきたのだが、それが表現できないのだ。

 先生曰く
 弓の持ち方がわるいですね
 人差し指と小指はなくても弓を持てるはず
 スズキメソードの1巻に載ってますよ。

 えっ!
 これは衝撃だった。弓は重心で持っている訳ではないので、当然弓先の方が重くてそちらに倒れようとする。それを小指で支えているのだとばかり思っていた。ちゃんと弓が持てている良い子のみなさんには何を言っているのか分からないかもしれないが、ずっとそうやって持ってきた。

 うむ。また基礎練習の課題が…

 それと、ビブラートを掛けるなら掛けるで、最初から最後まで全部掛けましょう、とのこと。ロングトーンで最初のとことはかかっていないのに、途中から掛かりだして、最後は次の音が気になるので掛からなくなる、というのは不自然。

 うむ。これも図星。

 まだまだ歌えるようになるには修行が必要なようだ。
 

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