2013年5月28日火曜日

レッスン近況 ~楽譜を見て~

 しばらくバヨ会を意識した練習ばかりをしていたが、レッスンも月に2回程度は受けている。目下、バッハのドッペルを見ていただいているのだが、身の丈に合わない曲なので、牛の歩みのような進捗。もうこの曲を始めて9か月になる。

 しかし、さすがに9か月も同じ曲を見ていただいていると、楽譜を見て弾くぐらいの余裕は出てきた。あれっ、と思われるかもしれないが、私の場合、余裕がないと楽譜が見られない。まず暗譜ありき。無意識に指が動くところまで弾き込まないと曲が弾けないのだ。そりゃ、ドッペル9か月続けても卒業できないはずだ。

 ご指導いただくことは相変わらずで、とにかく移弦が下手。右肘が使えていなくて、右手首で捏ねるように移弦している。だから移弦の時に余計な音が出るし、アップボウとダウンボウの音色が一定にならない。リズムも軽快さに欠いている。移弦を繰り返しながら、スタッカート気味にリズムを刻むところで、いちいち弓が弦から離れるのだが、それは肘が使えていないから。全ての原因は右肘にあるようだ。

 曲を弾く練習をしていると、いちおう弾けるところよりも弾けないところをなんとかすることに傾注しがちなのだが、ちょっと方針を変えて、なんとなく弾けているところをちゃんと弾けるようにすることにもっと傾倒しないといけないように思う。

 特に前半はもうすっかり暗譜できているのだが、楽譜を見ないで弾いていたら、レッスンのたびに先生が楽譜に書き込まれる注意が活かされない。いや、そもそも楽譜を見ないで弾けるというのと、暗譜するというのは違うのだろう。いまの状態は、カラオケで歌詞をみなくても歌えるようになったのと同じ。「聞き覚え」ならぬ「弾き覚え」状態ではないのか。

 そんなわけで、当面の練習課題は「楽譜を見る」ということかな。

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