2023年3月4日土曜日

4月の発表会に向けて その後

 4月に発表会があって、目下この曲を練習しているという記事をアップしたのは昨年12月。

 そのときの記事を改めて読んでみると、この曲について「いっかい6年前のスタジオの発表会で弾いているが、いろいろ不本意な演奏だったのでリベンジをしたい」なんてことを言いつつ、「それなりに練習が進むようになってきた」「いつもつまずくところがだいたい決まってきて、そこはそこでそこだけ練習する、というようなスタイルが定着しつつある」なんてことを書いている。

 さて、その後どうなのか。

 結論を言えば、あと1ヶ月となっているのに、ぜんぜん仕上がらない。リベンジのつもりが、返り討ちにあってしまうのは必定のペース。

 第1楽章はいちおう12月の段階でそこそこに楽譜を追えていたので、第2楽章の、いつも弾けないところを中心に練習していたのだが、そこは相変わらず弾けない。しかし、第2楽章ばかり練習していたのと、第2楽章は急楽章で、音の雑なところは速さである程度誤魔化せてしまう。むしろ第1楽章の方が課題が多い。とにかく、楽譜が追えているところから前に進んでいないので、音程も音色も雑でひどい。緩楽章だから速さで誤魔化すこともできず、もう穴があったら入りたい気分。どっちか片方の楽章に絞るにしても、どっちもあまり仕上がっていない。

 やっぱり曲が難しかったか。

 それにしても、音色ってどうすれば良くなるんだ。音程だとか、フィンガリングが追いつかないとか、ゴールがわかっていて、何がよくないのかがわかる場合は、練習のしようもある。出来るかどうかは別だけど。オケの方なら、弾けないところは放っておいて、誰か弾ける人に任しておくということもできる。ところが、音色がよくないのは、何をどうすればいいのか見当がつかない。オケでも本当はこれは結構まわりに迷惑をかけてしまう。いちおう弾けるから弾こうとするんだけど、それで全体が濁ってしまう。そこまで誰も気にしていないのかも知れないけど。いや、ソロの発表会となると気にしないわけにはいかない。こりゃ、緩楽章を弾くときの永遠の課題だな。

 

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