2022年10月19日水曜日

オンブレブンビンバ

 


 いよいよ今週末に定期演奏会が近づいてきているのだが、相変わらずここが弾けない。もう仕方がないので「弾かない」という選択肢もあるのだが、決定的に難しいフィンガリングがあるわけではない。楽譜を追いながら咄嗟に指が出ないだけなのだ。

 そこで解決策を考えた。

 楽譜を追わないで弾く

 いやもうこれしかない。これで弾けなかったら弾いているふりだけしよう。楽譜を追わずに弾くということは暗譜だ。

シレ#ソ ドミラ ドレ#ファ シレ♮ソ シレ♮ソ #ドミソ #ドミソ レ#ファラ

こんな調子で、20小節ほど音階をノートに書きだして、それを本に挟んで、電車の中で呪文のように唱える。もちろん声は出さない。口は動いているかもしれないが… 繰り返して唱えると、何かの呪文みたいだ。何かいいことが起こる呪文だったか、元気が出る呪文だったか…

 さすがにこれは効果絶大。少なくとも上に書いた4小節は、寝床で何も見なくても唱えられるようになった。だから弾ける、というわけではないが。

 暗譜がいつの間にか暗唱になっている。

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