2022年6月11日土曜日

アイネ・クライネ・ナハトムジーク

 5月に再入団したアンサンブルの復帰後の初本番が近づいてきた。本番と言っても、いつも練習をしている公民館みたいなところの庭でやる小さなものなので、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」以外は小品ばかり。「ドラゴン・クエスト」とか「パプリカ」とか「100%勇気」とかの飛び道具もある。実はそっちの方が難しかったりする。

 再入団1ヶ月ちょっとなので、なかなか周りについていけない。それでも最近はやっと、「ああ、この人、アイネ・クライネ・ナハトムジークを弾きたいんだろうなぁ」ということがわかるようにはなってきた。あとは聴く人の想像力と優しさ、そして心の耳があれば、きっと素晴らしい演奏になるはずだ。

 当日はエキストラさんにもきてもらう。先生がほかで面倒を見ておられる大学のアンサンブルの学生さんとか卒業生さんだ。

 ヴィオラ3人来てもらいますから。

 とのこと。ヴィオラは私を入れて3人なので、実質2人半ぐらい。エキストラの方が多いじゃん。これで安心。弾いているふりだけという訳にはいかないが、まあ、たとえばフォルテとかピアノとかあまり気にしなくても、エキストラさんたちが何とかしてくれるでしょう。

 ずっとアンサンブルにいる方は、エキストラさんの名前もよく覚えておられるが、私は出たり入ったりなので名前を言われれてもほとんど覚えていない。その中に、7年前に初めてここのアンサンブルのステージに載ったときに来てくれていた女子学生の名前があった(女子学生だから覚えているとか、そういう訳ではありません)。もうとっくに卒業されているはずなのに(留年しているのか…)、卒業してからもヴィオラを続けているんだ。なんだか嬉しい(女子学生だからではありません)。羨ましい。そして何の縁なのかこの街まで足を運んでくれる。こっちも本番までにちゃんと練習しておかなくては(けっしてその娘にいいところを見せたいという不純な動機ではありません)。

 アイネ・クライネ・ナハトムジークの話に戻るが、有名な曲で何度も聴いているが弾くのは初めて。モーツアルトって聴いても弾いても楽しい。これが弾けたら、他でも合奏したりできるかも。

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