2022年6月19日日曜日

野外演奏会

 所属するアマオケの演奏会が無事に終了。

 このアマオケ、もともと県内のとある町立ホールの取り組みから始まっているもので、その町が平成の大合併で市になってから、市の公民館みたいなところで練習をするようになった。遠くから通う身なので詳しくは知らないが、合併特例債なんかで建てられたのかもしれない。新しい瀟洒な建物だ。敷地に芝生の広場があって、そこに面した1階の交流室だかそんな名前の部屋の扉が折戸になっていて、芝生の広場に向かって開け放てるようになっている。今回の演奏会の会場はそこ。折戸の内側で演奏するのを外側から聴く。芝生広場やら、折戸を開け放ったところにあるウッドデッキやらに椅子を並べて会場を設営。お客さんが近い。誰かを狙って石を投げたら命中しそうなぐらいに近い。あまり下手な演奏はできない。

 心配していた天気もまずまずで、そこそこに人も集まった。40人ぐらいだろうか。ホールだとガラガラに見えるところだが、そういうシチュエーションなので結構いっぱいにみえる。野外なので、子供がぐずったりというようなことは気にしなくていい。選曲の方も、ちょっと子供向けのものを混ぜて軽くしている。いつもご指導いただいている先生のMCもあって、こんな軽いところなのでぜひご入団くださいと、公民館の利用者増加にも一役買おうという企画になっている。

 きのうからエキストラのみなさんにも入っていただいて、練習とリハーサルがあった。やっぱり人数が増えると迫力も増す。人数以上に、エキストラのみなさんの技量が高い。先生も「そこ、ビブラートをかけて」なんて、いつも絶対に言わないようなことを仰る。その日の朝に言われても、というところではあるが、エキストラのみなさんはそういうリクエストにもすぐ対応できてしまう。すごい。

 そんなわけで、パプリカとか忍たま乱太郎なんかは軽くクリア。アイネ・クライネ・ナハトムジークも何の問題もなし。自分はというと、ちゃんと弾けていないところも結構あったのだが、さいわい石が飛んでくることはなかった。

2022年6月11日土曜日

アイネ・クライネ・ナハトムジーク

 5月に再入団したアンサンブルの復帰後の初本番が近づいてきた。本番と言っても、いつも練習をしている公民館みたいなところの庭でやる小さなものなので、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」以外は小品ばかり。「ドラゴン・クエスト」とか「パプリカ」とか「100%勇気」とかの飛び道具もある。実はそっちの方が難しかったりする。

 再入団1ヶ月ちょっとなので、なかなか周りについていけない。それでも最近はやっと、「ああ、この人、アイネ・クライネ・ナハトムジークを弾きたいんだろうなぁ」ということがわかるようにはなってきた。あとは聴く人の想像力と優しさ、そして心の耳があれば、きっと素晴らしい演奏になるはずだ。

 当日はエキストラさんにもきてもらう。先生がほかで面倒を見ておられる大学のアンサンブルの学生さんとか卒業生さんだ。

 ヴィオラ3人来てもらいますから。

 とのこと。ヴィオラは私を入れて3人なので、実質2人半ぐらい。エキストラの方が多いじゃん。これで安心。弾いているふりだけという訳にはいかないが、まあ、たとえばフォルテとかピアノとかあまり気にしなくても、エキストラさんたちが何とかしてくれるでしょう。

 ずっとアンサンブルにいる方は、エキストラさんの名前もよく覚えておられるが、私は出たり入ったりなので名前を言われれてもほとんど覚えていない。その中に、7年前に初めてここのアンサンブルのステージに載ったときに来てくれていた女子学生の名前があった(女子学生だから覚えているとか、そういう訳ではありません)。もうとっくに卒業されているはずなのに(留年しているのか…)、卒業してからもヴィオラを続けているんだ。なんだか嬉しい(女子学生だからではありません)。羨ましい。そして何の縁なのかこの街まで足を運んでくれる。こっちも本番までにちゃんと練習しておかなくては(けっしてその娘にいいところを見せたいという不純な動機ではありません)。

 アイネ・クライネ・ナハトムジークの話に戻るが、有名な曲で何度も聴いているが弾くのは初めて。モーツアルトって聴いても弾いても楽しい。これが弾けたら、他でも合奏したりできるかも。