弓毛を換えて松脂が安定してくると、素人でも、あるいは並べて弾いたのではなくても、明らかに音色が変わっているのが分かる。弾き合い会の録音で聴かされた「ため」と「こぶし」のうち、「こぶし」についてはかなり改善された。いままでは、
なんでこんなに弦を捏ね繰り返すんだろう
というような音がしていたが、明らかにそれは改善された。
弾いていても、その感覚が明らかに変わっていて、いままで掴みのわるい弓で弾いた感覚で慣れていたからだが順応しなかったりもする。何度も何度も繰り返し弾いていると、身体がメロディを覚えているものだが、楽器からの反応がいままでと違うので、思うように身体が動かなかったりする。
それぐらい酷い状態の弓で弾いていた、ということだ。
それで気が付いたのだが、弓毛にしても弦にしても、そのほか楽器のいろいろな状態にしても、ベストとまではいわなくても、そこそこの状態にして練習しなければ、変な癖がついてしまう。
弘法は筆を選ばず
とはいうが、それは何と言っても弘法大師さまのような、それはそれは偉い、誠に立派な、それも日本の歴史上で数えるほどしか輩出されていない方のお話しで、ふつうは筆がわるければ字も汚くなるものだ。この前、毛替えをしたところだし、お財布は確かに厳しいが、しかし、このところ出掛けることもできず、普段なら自販機のコーヒーやコンビニのスイーツやスタバのバタースコッチコーヒージェリーフラペチーノ、嘘、スタバのコーヒーに消えてしまうおカネが財布に残っているはず。このおカネを使うことは、こんな状況の中で、たとえオンラインだけであっても営業を続けている人へのリスペクトだ。
え~ぃ! 弦もかっちゃぇ
ということで、ガット弦を購入。
そんなわけで到着。
なぜかマスクが1枚、付いてきた。
ま、ありがたいけど。
はたしてどんな音なのか。
(つづく)
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