アマチュアアンサンブルの定期演奏会を聴いてきた。
このところ何年か続けて出させてもらっていた演奏会なのだが、ことしは、くだんの「働き方改革」の所為で練習に参加できなくなってしまい、ステージに載ることを断念した。この「働き方改革」、なんかおかしいか。本来なら、いままで出来なかったことが「働き方改革」で出来るようになるはずなのに。
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感想。
載りたかった。
出たかった。
弾きたかった。
いやもう、無念とか、口惜しさしかない。
もし、うちの会社が、あのアンサンブルの練習場所に30分以内に行けるようなところに支社でも作ってくれるんだったら、週に1回、木曜日だけ定時に帰れたら練習に参加できるのだったら、毎日片道2時間半かけて出勤するよ。
それはともかく、昨年までに比べてエキストラがずいぶん少なかった。それに、いままでと違って団員の方がソロをされていた。これまでは、指導してくださる先生の伝手で、大学のオケからエキストラを引っ張ってきて、各パートの重要なところに嵌めていたし、ソロのあるところはプロの先生にお願いしていたのだが、それを出来るだけ自分たちでやるというように変わってきたようだ。予算事情がよくなくて、などと仰る方もおられたが、それだけ団員の演奏レベルが上がっているということは間違いない。
あぁでもそこに自分がいない。
やっぱり、いちどアンサンブルの醍醐味を知ってステージに載る快感を覚えると、まるで麻薬のように、それなしではいられなくなってしまう。世間には週に1回、定時に帰るということが無理な人もいるのはわかっている。自分も若い頃には終電が当たり前の生活だった時期もある。早く帰れても家庭の事情でこんなことが出来ない人もいるわけだから、自分はこの数年間、恵まれていたと思うべきなのかもしれないが、そんな大逸れたことを言っているわけでもなく、叶えてあげてもいいささやかな願望だと思うのだが。
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