2018年7月7日土曜日

しっかり譜読み

 7月になった。今月はアンサンブルレッスンを受けているスタジオの発表会。来月はいつものスタジオの発表会。その次は定期演奏会。ついでに先月はロビーコンサートがあったので、怒涛の4か月の真っ只中といったところ。練習も短い時間にいろんな練習がごった混ぜになって、何をしていいやら、という感じになっていた。それが最近、少し整理できて来た。

 まず、定期演奏会の曲はいっぺんにやろうとしない。作曲された年代が古いものから順に、そこそこのレベルになるまでは次の曲に手を出さないようにした。そこそこのレベルというのは、ひととおり間違えずに弾けるようになるレベル。その先はみんなで練習しないと練習できない、というところまで。それと重要なのは「ひととおり間違えずに弾く練習」をしないこと。弾けないところが何処なのかを見定めて、そこだけを何度も弾けるようになるまで練習する。「何度も」「弾けるようになるまで練習」ではなく「何度も弾けるようななるまで」「練習」。先生も
100回通せとは言わないけれど、そのフレーズを10回連続で躓かずに弾けるようになるまで他のフレーズに行ってはいけない。
と仰っていた。せめて5回ぐらいは(←回数減らすな!!)続けて弾けるようにしておきたい。ともあれ、他のフレーズに行ってはいけないのだから、他の曲に行くのはもってのほか。しばらくはパーセルばかりを練習して、最近、やっと2曲目のモーツアルトの譜読みが始まった。
 ちょっと気になるのは、ひとりで弾けるようになってもアンサンブルになると弾けなくなること。他から予想していなかったメロディが聞こえてくると動転してしまう。これを克服するにはちゃんと他のパートと合わせて譜読みをしないといけない。自分が弾いている音が他のパートの音とどのように掛け合わさるのかを、ひとりで弾いているときも意識して、ということなのだが、これはかなり難しい要求だ。とりあえず、スコア譜を見て、他のパートの特徴的な旋律はパート譜に書き込むようにしたのだが、果たしてその成果は??

 発表会の曲も、前回のレッスン以降は楽譜を見ながら弾くようにしている。どこが弾けないのかを「だいたいこの辺」とかで済まさずに、「この音からこの音に行くところでポジション移動があって音程が乱れる」とか「ここの移弦にもたついてタイミングよく音が出てこない」とか「ここの小指の音が平べったくなってしまう」とか、気づいたことを楽譜に書き込んで、そしてそこばかりを練習する。

総じて
こういうのを「譜読み」っていうんだな
といった感じだ。「譜読み」が今年のマイ流行語大賞になるかも。

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