演奏が終わったあと、事情を知りたる人たちがアンコールを掛ける。それを無視して立ち去ろうとするのを引き留めたり、楽譜を「弾け」と言わんばかりに突き付けられて顔をしかめたりといった小芝居があって、いよいよ男子団体総合「情熱大陸」。
まぁしかし、もうすでに種目別個人の重荷は降ろしているので、気分的にはエキシビションみたいな感じだ。なんの緊張もなく、手拍子に合わせて本当に楽しく弾けた。
あまり何度も聴かないけど、録音を聞き返してみて、けっして上手とは言えないが意外と音色が出ている。いつものチャルメラのような音色ではない。それだけでも直前の1ヶ月ほどの駆け込み練習があったというものだ。
発表会のあとの懇親会は、どの人も満足げだった。自分がそうだったからかもしれないが、そう思えた。そして誰よりもスタジオの奥様が嬉しそうだった。いつもお世話になっているスタジオに少しは恩返しができたかなと思う。
また2年後。
その間に、そんなに上達しているとは思えないのだが、また2年後もこうして発表会に出て、みんなの演奏を聴いて、そして、また続けていこうという思いを新たにしたい。
こうして、ヴィオラを弾いていてよかったという思いを新たにした一日が終わった。
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