弦が古くなったので、以前にD線だけ切れたときに全部交換して、E,A,Gはそのまま残していた高級ガット弦OLIVEに交換しようとしたら、A線が伸びてしまって、仕方なくAとGをネット通販で買ったら、円安と消費税8%のなんちゃらミクスの所為で以前より随分高くて、だけど、労働者を安い賃金で雇っていつでも首にできる労働規制の緩和のおかげで注文した弦がすぐに届いたので、さっそく交換した。
さてさて、弦を交換した翌日の朝。いつものようにスタジオで朝練をする。これで練習にも精が出ると、ケースを開けると信じられない光景がそこに・・・・
もう、画面中央に貼りつけても、まだ伝わらないぐらい衝撃的な光景だった。何もなくても結構高価な弦なのに、まだほとんど消費もしていないうちに消費税を取られているという事実に怒りが込み上げてくる。もともと社会保障費を確保するための増税たっだのに、相変わらず年金を減らす話ばかり。老後のための蓄えはインフレ政策で目減りするし、そもそも金持ちが儲かれば恩恵は国民みんなに行きわたるなんて、どう考えてもあり得ないじゃないか、と、弦が1本切れたことから持って行き場のない怒りが次々と込み上げてくる。
この1件から先週は運気が後退しまくりだった。仕事で行き詰ったりとか、練習が思うように出来なかったりとか、乗ろうとしていた電車が目の前で扉を閉めて発車していくとか、そういう詰まらないことが起きるたびに弦が切れたことを思い出し、消費税が8%になったことを思い出し、円安で高かったことを思い出し、弦だけじゃなくて小麦も大豆もみんな高くなっていることを思い出して、込み上げてくる怒りを必死で抑える日々が続いた。
そして今日はレッスン。
切れたD線は、手元にあった他の弦で代用しつつ、またネットで注文。すぐ交換しても良かったのだが、レッスンが近いのでレッスン後に交換することにして、しばらく置いておいた。
レッスンで弦をご覧になった先生から指摘事項が3点。
まず、G線のつけ方がおかしい。写真を見ていただくとわかるのだが、弦をテールピースの下から通して、ループエンドの結び目のところをテールピースの上に出して止めていたのだが、これは上下逆。上から通して結び目はテールピースの下にするそうだ。
さっそく先生の手により弦の貼り換えがなされる。
は、早い。
あっという間に、ほぼGの音に調弦まで出来てしまう。私がやると、なんか弦が切れそうで、恐る恐る、半音ずつぐらい音を上げていくのだが・・・。
次の指摘は、写真のA線のコマのところにあるチューブ。不要なので取りましょうとのこと。ビビビ・・・と変な音が出る原因にもなるとのことだ。もともと付いていたものを取るのは、なんとなく勿体なくて、あとで「やっぱり残しておけばよかった」なんてなるのが嫌だから残していたのだが。
3つめは、アジャスターを付けまくるのは素人っぽくて恰好わるいとの指摘。いや先生、恰好なんか構っていられないですよ、と言いたいところだが、若い女性から格好わるいと言われれば何とかしない訳にはいかない。どうせD線は取り換えるのだし、ということで、D線からアジャスターを取ることにした。
クロイツェルは、最初の頃ほど細かいことを仰らなくなった。
ドッペルは、いろんなことを一度に仰るので、ちょっと消化不良。言われたことは楽譜に書くようにして、そのうちのひとつだけでも次までに何とかしようと思うのだが、果たして・・・・。
テールピースのところで弦を上下逆に付け替えたので、これで今週は運気も逆転するのか。
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