発表会まで約1ヶ月。この1ヶ月でアンサンブル2曲とソロ1曲を仕上げないといけない。全部足しても10分ぐらい。どの曲も有名どころばかりなので、譜読みにはそんなに苦労はしないのだが、間違った時にはすぐバレる。
アンサンブルのうち、パッヘルベルのカノンは、個人練習を積み重ねていくしかない。掛け合いが難しいとか、そういうところはあまりないので、ひとり一人がちゃんとテンポ通りに弾けば、合わせればハモるはずだ。ところが、この「テンポ通り」というのは難しい。最初は4分音符なので余裕をかましていられるのだけれど、途中には32分音符が炸裂するフレーズもある。しかも、みんなが同時に32分音符なら、阿吽の呼吸でリタルランドが掛かっていい按配にもなろうものなんだが、自分が32分音符で指をくるくる回している間は、他の人は4分音符とか8分音符で伴奏していたりする。いまは練習なので、ネットの動画を聴きながら、間違えたら途中で止めて、復活できそうなところから復活すればそれなりに満足感も得られるのだが、本番でやらかすとこれが結構恥ずかしいかもしれない。
あ、いまヴィオラ止まっている
というのが誰の目にも見えてしまう。
いや、ヴィオラってことは見ていてわからないかもしれない。
あ、あの、チェロの隣の人、いま弾いていない
なんてことになる。
もうひとつのアンサンブル曲はジブリ映画の曲。こっちは弦楽四重奏にアレンジされていて、パート間の掛け合いとか、そういうのがカッコいい。アンサンブルの妙味を聴かせる曲なのだが、それだけに、合わせる練習をしておかないと大事故になってしまう。
先週、2パートだけで練習したのに続いて、今週は3パート3人の合わせ練習と、レッスンを受けた。ひとつパートは足りないとはいっても、3パート揃えばそこそこ「曲」らしくなる。ただ、私はというと、まだ
他のパートを聴いて
という余裕がなくて、とにかく必死で自分のパートを弾いている感じ。レッスンではそこを直球で指摘された。
そこのヴィオラは静かに
弾いているのかいないのか分からないぐらいの大きさで弾く。
なんてことを仰いますが、弾いていなかったらバレますよ。
いや、そういう時は無理に弾かずに、次の小節の頭から何食わぬ顔で続けるそうです。
しばらく、アンサンブルにばかり気を取られていたので、ソロの曲を練習していない。こちらの方は無伴奏の本当にソロなので、自分が弾かない限り先に進めない。他の人に合わせる必要はなくて、そのかわり、ただひたすら自分だけで曲を続けていかないといけない。
アンサンブルのレッスンのあとで、臨時にこのソロの曲のレッスンもしていただいた。やはり、この時期は「弾き込み」の時期。ちょっとしたブランクが結構な後退になってしまう。もうちょっと練習時間を確保しなければ・・・。
2014年7月13日日曜日
進撃のパッヘルベル
8月の発表会に向けて、アンサンブル曲を「なんとか合わせられるレベル」までもっていくというのが現下の目標。本番は4パート5人のアンサンブルなのだが、先日、2パート2人だけで合わせ練習をした。
あわねぇ
と思う一方で、
きれいじゃん
と思う箇所も何箇所かあって、少なくとも、
練習しなきゃあ
という思いは強くなった。
そんな訳で、今週はパッヘルベルのカノンを集中的に練習している。
いちばん問題なのは、ひとりで弾いているときは自分のペースで弾けるし、失敗したら好きなところからやり直せばいいのだけれど、別のパートと合わせるとなるとそうはいかない。そこで
という練習をすることにした。
いっけん、それほどなんでもないように思えるのだが、これがやってみると結構たいへんなのだ。
まずメトロノームの速さだが、八分音符を60にしてやってみる。たぶん、本番もこれぐらいだろう。最初の四分音符が並んでいるところは問題なくメトロノームに合わせられる。次の八分音符もあまり問題はない(少ししか問題はない)。その次の16分音符のあたりからちょっと怪しくなってくる。そして、サビともいえる「ピーヒャラピーヒャラピッヒャララララララ・・」のところになると、何度やってもメトロノームが急に速く動き出すように聞える。そうなると当然、メトロノームの「カチッ」っていう音と拍の頭が合わなくなる。そこを合わせようと焦って指がまわらなくなってジ・エンド。
そこで今度は2番目の課題。間違ったところを5回続けて間違えずに弾くまで繰り返し練習する、というルーティンに入る。くだんの、「ピーヒャラピーヒャラ」から弾きだして、なんとかその4小節をクリアしようと思うのだが、やってみると、さっき間違ったところに行き着くまでのところで間違ったりする。こっちが間違って溜息ついているのに、メトロノームは相変わらず、カチッ、カチッ、と音を刻んでいる。なんだか、「早く弾けよ、ウヒヒヒヒ どうせまた間違えるんだろう」と言われているみたいだ。
これでは「ピーヒャラピーヒャラ」から先に進めない。
そこで、最初に間違えたところ以外で間違えた場合は、(1)その回をノーカウントにして、最初に間違えたところを5回続けて間違わずに弾ければいいことにする (2)間違えた場合でも、メトロノームを聴きながら元のリズムに戻れた場合はOKにする という細則を決めて、それで何とか最後まで弾けるようになった。
いや、これで弾けることになっているんです。
実際にやってみるとこうなる(完成予想図につき実際とは異なる場合があります)はずだ。
あわねぇ
と思う一方で、
きれいじゃん
と思う箇所も何箇所かあって、少なくとも、
練習しなきゃあ
という思いは強くなった。
そんな訳で、今週はパッヘルベルのカノンを集中的に練習している。
いちばん問題なのは、ひとりで弾いているときは自分のペースで弾けるし、失敗したら好きなところからやり直せばいいのだけれど、別のパートと合わせるとなるとそうはいかない。そこで
- メトロノームに合わせる
- 間違ったところは、5回続けて間違わずに弾けるまで繰り返す
という練習をすることにした。
いっけん、それほどなんでもないように思えるのだが、これがやってみると結構たいへんなのだ。
まずメトロノームの速さだが、八分音符を60にしてやってみる。たぶん、本番もこれぐらいだろう。最初の四分音符が並んでいるところは問題なくメトロノームに合わせられる。次の八分音符もあまり問題はない(少ししか問題はない)。その次の16分音符のあたりからちょっと怪しくなってくる。そして、サビともいえる「ピーヒャラピーヒャラピッヒャララララララ・・」のところになると、何度やってもメトロノームが急に速く動き出すように聞える。そうなると当然、メトロノームの「カチッ」っていう音と拍の頭が合わなくなる。そこを合わせようと焦って指がまわらなくなってジ・エンド。
そこで今度は2番目の課題。間違ったところを5回続けて間違えずに弾くまで繰り返し練習する、というルーティンに入る。くだんの、「ピーヒャラピーヒャラ」から弾きだして、なんとかその4小節をクリアしようと思うのだが、やってみると、さっき間違ったところに行き着くまでのところで間違ったりする。こっちが間違って溜息ついているのに、メトロノームは相変わらず、カチッ、カチッ、と音を刻んでいる。なんだか、「早く弾けよ、ウヒヒヒヒ どうせまた間違えるんだろう」と言われているみたいだ。
これでは「ピーヒャラピーヒャラ」から先に進めない。
そこで、最初に間違えたところ以外で間違えた場合は、(1)その回をノーカウントにして、最初に間違えたところを5回続けて間違わずに弾ければいいことにする (2)間違えた場合でも、メトロノームを聴きながら元のリズムに戻れた場合はOKにする という細則を決めて、それで何とか最後まで弾けるようになった。
いや、これで弾けることになっているんです。
実際にやってみるとこうなる(完成予想図につき実際とは異なる場合があります)はずだ。
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