いつものようにレッスンがあった。いつもと違ったのは、4月からこのスタジオのヴァイオリンのレッスンを引き継がれる新しい先生がおられたこと。新しい先生は、今日は何もおっしゃらずにただレッスンを見ておられた。いまの先生の後輩の方らしいのだが、直接のつながりはあまりないのかもしれない。
多少の緊張をしつつ、いつもの曲を通して聞いていただく。苦手なところには漏れなくチェックが入ってくる。もう8年も続けていると、あ、ここはチェックが入るな~、というのも何となくわかる。「しまった」と思うところに全部チェックが入るわけではなく、取り敢えずここだけは何とかしたいと思うところを、まるで言い当てるかのように、「ここ、もう一度しましょうか」と言われる。何を言われるのかをこっちが先回りしているというのもあるのだろう。
この曲の中で初めてC線を弾くところ、ヴィオラにしかない弦なので「ドヤッ」と弾きたいところなのだが、それがそうならない。弓をたくさん使うのではなく、深く掘るように、と言われると身体全体でスイングしてしまうのだが、そうではなくて、腕の重みをグッと乗せるそのときに、左手の方もしっかり指で弦を押さえる。だいぶ感じが違う。
この曲をやっていて、今日は初めて音程を注意された。チェロのための曲なので、2度の間に指が3本入ったり、短3度に4本を集めるようなところがある。半音刻みのプチポジ移動もあるのだが、そういうところの音程がわるい。うむむ、それはそう思っていたところなのだが、やはり誤魔化せぬか。元の音の半音上を取るときは、元の指をそのままにして、その上に指を重ねるように、半音下を取るときは元の指の下に付けるように、5度を取るときは手首をしっかり入れて指が弦と直角になるような感じで。
忘れませんよ、今日、聞いたこと。ちゃんと練習します。移弦のときに手首で移弦してしまう癖も直します。何かのご縁でまたいつかレッスンをしていただくときが来た時に「相変わらずね」と思われないように。
さて、次回が本当に最後のレッスン。そういうときって、どうしたらいいんでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿