前回のレッスン以来、間を瞑って弾く練習をしている。目を閉じることで、いままで聴いていなかった音の機微が良く聴こえてくるようになった。・・・ような気がする。
などと思っていたのだが、レッスンはそんなに易しくはなかった。
相変わらずつっかえ気味ではあるが、先生の前でドッペルを通した。今回は、
目瞑っても弾ける
というところをご披露。いままであまり気にしていなかったフレーズのつながりとか、そんなところにも気を遣って弾いてみて、
ま、1週間しか練習していないわりには成長したなぁ、
と自己陶酔していたのだが・・・・
目を瞑ることによって、いままで見えていなかったものが見えるようになった半面、見えていたものが見えなくなっている。例えば弓が駒からどれだけ離れているかだとか、下げ弓の時に手首を前に出せているかとか、上げ弓の時に手首で釣るように弓を引きよせているかとか、
いや失礼
これは目を開けていても見えていたわけではないから、目を瞑って見えなくなったというのは当てはまらないのだが、ま、とにかく出来ていない。
とくに移弦の時に手首を使ってしまうという致命的な癖はそう簡単に直るものではないのか、今回もそこを重点的に見ていただく。
今日やったのは、ヴァイオリンの習い始めた子供がよくやっているような、弓を縦に持って、指を曲げたり伸ばしたりすることで、弓をスッと上げ下げするやつ。これが出来ない。先生によると、コツは
スッと
ということなのだ。
親指をしっかり曲げて、その親指で引っかけるようにスッと・・・、
小指を丸くして弓の上に載せて、その小指で押し上げるようにスッと・・・、
人差し指は曲げて関節のところで弓を引っかけてスッと・・・、
全部の指が弓のどこかに接するようにして、それをスッと・・・、
とまあ、何度、スッとといわれたことか。
最近、暑くて扇子を持ち歩いているので、この扇子で練習しようかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿