スタジオにレッスンに行って受講料を払うと、通い帖に「領収」というハンコを押してもらえる。これが1枚のカードに24回分のハンコが押せるようになっていて、何となくスタンプカードのような感じ。集めても何も特典はないのだけれど。今回は148回目のレッスン。ちょうどカード6枚がいっぱいになった。いつから始めているかはもはや定かではないけれど、何回目のレッスンかはスタンプカードの枚数で分かる。
さてさて、去年の年末からは小学生の娘といっしょに通うようになった。娘は始めたばかりなので、まだ開放弦の練習をしているが、そのうち、あっという間に私を追い抜いて行くに違いない。続けていればの話ではあるが・・・。
娘のレッスンの間、傍らで聞いているのだが、これが結構な勉強になる。先生も、大人相手に基礎的なことばかり言っても面白くないと思っておられるのか、ま、これは実際面白くないのだが、いや、だって言われたらそのとおりってわかっているんだけど、そうできなくて困るんですよ、ってことが多いから、いや、ま、それはさておき、とにかく大人向けのレッスンではあまり仰らないことも丁寧に説明をされる。説明を聞いていて「目から鱗」なんてこともよくあるものだ。
例えば構え方だとか、弓の運び方だとか、練習の仕方だとか。
構え方に関していえば、娘のレッスンを聞いていて、肩当ての位置を変えてみた。いままでは肩の前で顎で挟んでホールドしていたのだけれど、肩の上にヴァイオリンを置くようにしてみた。それに合わせて、肩当ての幅の広い方を筐体の真ん中寄り、つまり肩の首から遠い方にずらすようにしてみた。これでE線のときのボウイングが楽になった。
ボウイングの時の右腕の運び方も、肘の動きにいままで意識したことのない動きがることを発見。先弓になった時には右肘が前の方に出てくる、というより中弓のときだけ右肘が後ろに畳まれる感じなのだ。いままで、先弓になると巧く弓を運べなかったのは、これが意識でいていなかったからかぁ。
重音の練習は弓と弦の接点だけを見て、弓は絶対に押さえつけない。ま、これは大人のレッスンでも言われることなのだけれど、これから娘といっしょに練習するのに、改めてそうなんだなと思ったりした。
練習時間も短く、なかなかヴァイオリンに関わっていられない大人にとって、少しでもヴァイオリンと関わることが出来る時間は貴重な時間。子供のレッスンを見ている間も無駄には出来ない。
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