2013年1月14日月曜日

ヴィオラのレッスン

娘のレッスンが終わっていよいよ私の番になった。正月からヴァイオリンの弓を折ってしまったので、今日はヴィオラでお願いします、とお願いする。ヴィオラっていうのは地味な楽器で、アンサンブルでもほとんど主旋律が回ってくることはない。ヴァイオリンのために数多くのソナタやコンチェルトを残した偉大な作曲家たちも、ヴィオラのための曲となるとほとんど書いていない。ヴィオラ奏者にへそ曲がりな人が多くて不興を買ったわけでもあるまいに。

そんなわけで、チェロのための曲でレッスンをつけていただいた。
J.S.BACH 無伴奏チェロ組曲1番のプレリュード
チェロとヴィオラはちょうど1オクターヴ違いで弓が張られている。チェロ用の曲を1オクターヴ上げて弾けばヴィオラでも弾けるのだが、ヘ音記号のチェロ譜を見ながら弾くのはなにげに弾きにくい。そう思って探してみると、世間には同じようなことを考えている人がいるらしく、ヴィオラ用のハ音譜を作ってアップしてくれているサイトを見つけた。このハ音譜っていうのも、ヴィオラやっている人じゃなかったら読めない代物なんだろうけど、何を隠そうヴィオラをやっていてもすぐには読めない。取りえず全部ドレミを書き込む(以下これを「イタリア語のフリガナ」という)。実際に弾いてみるとこうなる予定。



今回は、後半のところでどんどんハイポジションになっていくところのポジションの取り方を教授いただいた。音の高さから言えば高いソまでなので、A線の3ポジで弾けるのだが、バッハの表譜に従えばD線の5ポジで弾かないといけないところがある。この動画ではちょうど2分ぐらいからのスレーズなんだが、よく見れば3ポジで弾いている。先生は、そのあとの2分17秒ぐらいからのフレーズも、全部D線でポジション移動しながら、最後は5ポジまで上げて弾いておられた。4ポジ以上のハイポジションはヴァイオリンでも未知の世界なんだが・・・。

どっちにしても、他人に聴いてもらえるレベルまではかなり高い壁を乗り越えなければ。

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