2021年3月28日日曜日

ハイレベルの発表会

 自分は出なかったが、発表会があった。
 いろいろ経緯を話し出すと面倒なのだが、いつものスタジオの発表会ではなく、スタジオでレッスンをされている先生が、スタジオ以外のところでレッスンをされている生徒さんの発表会だ。大人は少な目。第1部は小学生ぐらいまで。第二部は中学生以上ということなのだろう。立派な衣装でステージに立つと年齢がわからないのだが、高校生ぐらいにも見えるし、二十歳を超えているようにも見えるぐらいの人が二人。年齢がよくわからない姉妹と思しき組が1組といったところ。アンサンブルだけの人を合わせて全部で20人弱の出演者がいた。
 場所は県立の立派なホールのリハーサル室。ほとんどのオーディエンスは出演者の家族だと思われるが、スタジオの奥さんとご主人、私といっしょにアンサンブルレッスンを受けている生徒さんなどもおられる。コロナ対策でゆったりと椅子を並べている所為もあるが、客席は満員だ。

 最初はきらきら星の合奏から始まる。まだ小学校に行っていない子供もいるようだ。そのあと「マジャールの踊り」「狩人の合唱」「バッハのガボット ニ長調」と、
あ~、これ、やったなぁ。
とか思う曲が続く。それをやっていたころの自分と比べると、やはり子供には敵わない。圧巻だったのはアッコーライの1番イ短調。小学生とは思えない堂々の舞台裁き。分数楽器なのに音量、音色ともに申し分なく、ちゃんと音楽として表現されていて、聴きごたえもある。そこそこ長い曲なのだが、最後まで聴衆を離さない。すごい演奏だ。さっきも書いたが、ステージに立つと年齢が大きく見える。小学校5年生か6年生ぐらいだろうかと思っていたのだが、あとでスタジオの奥さんが聞かれたところによると、なんと2年生だった。もしかすると、ここで私といっしょに合奏を披露していたかもしれないスタジオの生徒さん曰く、
今日は弾かなくてよかった。
こんなのが先に出てくるとたまったもんじゃない。
ん~。わからなくもない感想だ。

 後半は少し年齢が上の人だが、ルクレールのドッペルソナタ1番、バッハのパルティータ3番など、難易度も高く、時間も長い曲がいくつも披露される。みんな音大でも目指しているのか、というぐらいのレベルだ(いや、正直言うと、もう自分にはレベルを判断できるような域を超えている)。

感想
いや~、なんかちょっと元気が出た。
練習しようという気が湧いてきた。
このところ、何回弾いてもちゃんと弾けないとか、簡単そうなのが簡単に弾けないとか、ちょっと練習に行き詰まりがあったのだが、帰ってからの1時間ほどの練習があっという間に終わった感覚だった。

2021年3月6日土曜日

春休みの宿題

  先週に続いて2週連続のレッスン。インターバルが短いと宿題が消化できない。昨年の年末に弾き合い会が終わって、お正月から『ヴィオラ名曲31選』を見ていただいているのだが、なかなか思うようには進まない。人前で弾けるぐらいのレベルを目指しているのでハードルが上がっている所為でもあるが、いやいやそれよりかなり低いレベルのところで低空飛行が続く。31曲を前から順番に見ていただいているのだが、

[1] アヴェ・ヴェルム・コルプス 作曲:W. A. Mozart 1/11開始 2/13合格
[2] テーマ 作曲:W. A. Mozart 1/11開始 2/13合格
[3] アンダンテ 作曲:W. A. Mozart 1/11開始 1/23却下(後回し)
[4] セレナーデ 作曲:F. Schubert 2/13開始 練習中
[5] アンダンテ 作曲:F. Schubert 2/13開始 練習中
[6] アヴェ・マリア 作曲:F. Schubert 3/6開始 いまから練習
[7] アヴェ・マリア 作曲:C. F. Gounod 2/13開始 練習中
[8] G線上のアリア 作曲:J. S. Bach 3/6開始 いまから練習
[9] アリオーソ 作曲:J. S. Bach 前の先生に見てもらったことあり
[10] トロイメライ 作曲:R. Schumann 未着手
[11] ラルゴ 作曲:G. F. Handel 未着手
[12] メヌエット ト長調 作曲:L. v. Beethoven 未着手
[13] 白鳥 作曲:C. Saint-Saens 未着手
[14] 感傷的なワルツ 作曲:P. I. Tchaikovsky 未着手
[15] 無言歌 作曲:P. I. Tchaikovsky 未着手
[16] ワルツ 作曲:J. Brahms 未着手
[17] 間奏曲 作曲:P. Mascagni 未着手
[18] 夢のあとに 作曲:G. U. Faure 未着手
[19] ユモレスク 作曲:A. Dvorak 未着手
[20] シシリアーノ 作曲:G. U. Faure 未着手
[21] 愛の挨拶 作曲:E. Elgar 未着手
[22] カヴァティーナ 作曲:J. J. Raff 未着手
[23] アンダンテ・カンタービレ 作曲:P. I. Tchaikovsky 未着手
[24] 赤いサラファン 作曲:A. E. Varlamov 未着手
[25] 早春賦 作曲:中田 章 未着手
[26] 夏の思い出 作曲:中田喜直 未着手
[27] 浜辺の歌 作曲:成田為三 未着手
[28] ロンドンデリーの歌 作曲:Irish Air 未着手
[29] 花 作曲:滝 廉太郎 未着手
[30] 小組曲 作曲:C. A. Debussy 未着手
[31] 埴生の宿 作曲:S. H. R. Bishop 未着手

という状態。まだまだ先は長い。
 次のレッスンまで1か月半ほど間が空くことになったので、今日は新しい曲を2曲もらった。ボウイングだとかポジションなんかを確認。次回までに、これまでの分と合わせて練習するようにとのこと。春休みの宿題だな。小学校でも、クラス替え直前の春休みには宿題はなかったと思うのだが、レッスンの方はクラス替えもないので。
 アンサンブルの方は、とりあえずお互いの刻んでいるリズムが合ってきた感じ。時々、怪しいところもあるが、レッスンの中で何度か練習しているうちに修正できるようになってきたところ。まだまだ先は長いのだが、今月の終わりに子供の発表会があって、そこで子供がこの曲を弾くらしい。おっとこれはたいへんだ。いきなりハードルが上がってしまった。子供の方が上手なのは目に見えている。。。。 曲を変えてもらうか。。。

2021年2月28日日曜日

階段は昇りより降りが危ない

  いまさらだが、真剣に音階練習をしなければいけない、切羽詰まった必要を感じている。

 『ヴィオラ名曲31選』を順番にレッスンで見ていただいている中で、ヘ長調で3ポジがたくさん出てくる曲を見てもらっているのだが、C線だとかD線だとかの3ポジの音程がとにかくよくない。というかC線まで指が届かない。それで、3ポジでヘ長調の音階練習をしっかりするように、とのことだった。3ポジだと、C線1指がファになるので、そこから始まってA線3指のファまでの2オクターヴを行ったり来たり、ただそれだけなのだが…。

 下から、ファーソラ♭シドレミファーソラ♭シドレミ というのは、何度かやっているうちにだんだんと音程が安定してきた。最初のファさえ取れれば大丈夫。まぁ確かにC線で3ポジを取るのはちょっと怪しい。それも何度かやっていれば、だいたいのポイントがわかってくるのだが、別の日に改めてやってみるとやっぱり怪しい。

 それ以上の怪しいのが下降音階。ファーミレド♭シラソファーミレド♭シラソファー って弾いているつもりなのだが、途中で移弦して4指を押さえるところがどうしてもそういうように聞こえない。しかも最後のファが半音以上ずれてしまう。4指のすぐ下に3指を潜らせるのもなんだが難しい。

 そんなことで、満足に音階も弾けずに迎えた今日のレッスン。「先生、まず音階を見てください」と自己申告。先生の前で

ほら、こんなに弾けません。

というところを見てもらった。ところが先生からは「大丈夫ですよ。どこかおかしいですか。」という意外な反応。これは「こんなレイトスターターにそんな細かいこと言っても仕方ない」ということなのか。まぁでも「どこかおかしいですか」と仰っているので、「上がる方はいけるんですけど、降りてくるときがうまくいかないんです。」というと、「そりゃそうですよ。なんでも降りてくる方が難しいです。階段だってそうでしょ。上る時はいいけれど降りるときは怖いじゃないですか。」とのこと。その時は「あっ、そうか」と納得して音階のレッスンはそれで終わってしまったけれど、帰ってからいくら考えても、なんだか腑に落ちない。確かに1指から順番に押さえていく上昇音階に比べて、いきなり4指を出さないといけない下降音階は難しいのだが、階段を降りるときの話とどんな関係があるのだろう❓

 謎が深まる。

2021年2月7日日曜日

ヴィオラ五重奏

 


 豊中に、ヴィオラ五重奏を聴きに行ってきた。
 豊中というのは大阪府の北部で、阪急宝塚線の沿線。駅とホールとその周辺しか知らないが、中規模でわりと小洒落た街のように思えた。その市民ホール(市立文化芸術センター)の小ホールで、日本センチュリー交響楽団のヴィオラ奏者による五重奏のコンサートがあった。
 楽しかった。
 ポスターの中央におられる須田祥子さんは、テレビでもお見掛けすることがある有名な方なのだが、この須田祥子さんのトーク炸裂(MCがあるんですよ)。ステージそのものは、普通のクラッシュコンサートと同じで、葉加瀬太郎みたいに照明ギラギラのものではないし、マイクを使わずに生の音を聴くものなのだが、J-POPの歌手が腰を折り両手を拡げて熱唱するように、ものすごい
熱奏。
見ていて思わず席から身を乗り出してしまう。よく見れば指板のないところをフィンガリングして超高音をだしたり、あ、これ、2 Cellosのヴィオラ版じゃないの、なんてことを思わせる。

 ステージは、ブランディング協奏曲の割とまじめで控えめな演奏で始まったのだが、この段階で、観客の心鷲掴み。次はウィリアムテルのお馴染みの曲なのだが、もうここでクラシックコンサートのかしこまった雰囲気などどこにもない。思わず立ち上がりたくなるような演奏なのだ。モーツァルトの魔笛やチャイコフスキーのくるみ割り人形から、これもお馴染みの曲が演奏され、間に軽妙なトークが入る。
 後半はポップスの曲をアレンジしたもので、自分は良く知らないが、クイーンというロックバンドの曲だったりしたらしい。激しいボウイングから爆音ともいえる、もはやヴィオラの音とは思えないようなサウンドが、それもマイクを通さない生の音がホールに鳴り響く。まるでロックコンサートを聴きに来たような興奮がホールを包んでいく(本物のロックコンサートには免疫がないが)。

 アンコールは「津軽海峡冬景色」と「宇宙戦艦ヤマト」。これも、もしかすると葉加瀬太郎の「情熱大陸」と同じように、お決まりのパターンなのかもしれないが、とにかく楽しかったので、また機会があれば聴きに行きたい。

 演奏者は違うが、ネットで「ヴィオラ五重奏」と検索すれば、この動画が出てくる。たぶん同じアレンジだったと思う。

2021年1月23日土曜日

ヴィオラ名曲31選

 


 弾き合い会が終わったので、いちおうこれまでやってきた曲は「完成」したことにして(実は完成していないのだが、これ以上のレベルで完成させようというモチベーションが出てこないので)、新年からは何か別の曲を見てもらおうということになった。4年ほど前に、ほとんど同じような状況で『ヴィオラ名曲31選』(宮脇 薩乎 編,ドレミ楽譜出版社)を見ていただいていたことがある。先生が代わられる前の話だ。そのときの先生は、「じゃ、最初から全部いきますか」と仰ったのだが、最初のAve Verum Corpus(W.A.Mozart)を弾かしてあまりに酷かったので方針が軽く変換されて、途中にあるArioso(J.S.Bach)からすることになった、という経緯がある(出典:「レッスンにも風が」, 『四十路テナライストのヴァイオリン練習部屋』2017.2.25, おとがく.)。そのときからどれぐらい上達しているだろうか。家でちょっと弾いてみて

わりと弾けるかも…

なんてことを思って、性懲りもなくまたこの本を持ち出して見てもらうことにした。

 Ave Verum Corpus(W.A.Mozart)は、4年前にも見ていただいているということもあって、いちおうは弾ける。簡単な曲なので、音色だとか表現力だとか、そういうところがモロ見えで、拙さが目立つのだが、例えば、歌詞に合わせて(といっても書いていないのだが)ブレスの位置を考えてみるとか、そういうところから、いつもよく言われる「フレーズ観」みたいなものが定まってきたりする。いい調子だ。これは〇をもらえた。

 次もMozart。ピアノソナタ11番(K.331)の主題をアレンジしたものだが、これも聞き覚えのある曲なのでなんとか弾ける。ただ、聞き覚えで弾こうとすると必ずしも楽譜通りにならない。細かなリズムに「お直し」が入る。いやしかし、4年前に比べると進歩しているかもしれないような気がしないわけでもないように思ったりする。

 問題はその次のAndante。ゆっくりだからと侮ることなかれ。これもMozartなのだが、超絶難しい。こんな曲だ。

 原曲ではヴァイオリンが主旋律でヴィオラは引き立て役なのだが、わざわざこれを移調してヴィオラを主役に仕立て上げている。先生の前でちょっと弾いてみたのだが、あまりに酷かったので順番を飛ばして次の曲… という4年前のデジャヴに。ま、しかし、4年前ならこんな難しい曲はかすりもしなかったので、ちょっとは良くなっているのか。