自分は出なかったが、発表会があった。
いろいろ経緯を話し出すと面倒なのだが、いつものスタジオの発表会ではなく、スタジオでレッスンをされている先生が、スタジオ以外のところでレッスンをされている生徒さんの発表会だ。大人は少な目。第1部は小学生ぐらいまで。第二部は中学生以上ということなのだろう。立派な衣装でステージに立つと年齢がわからないのだが、高校生ぐらいにも見えるし、二十歳を超えているようにも見えるぐらいの人が二人。年齢がよくわからない姉妹と思しき組が1組といったところ。アンサンブルだけの人を合わせて全部で20人弱の出演者がいた。
場所は県立の立派なホールのリハーサル室。ほとんどのオーディエンスは出演者の家族だと思われるが、スタジオの奥さんとご主人、私といっしょにアンサンブルレッスンを受けている生徒さんなどもおられる。コロナ対策でゆったりと椅子を並べている所為もあるが、客席は満員だ。
最初はきらきら星の合奏から始まる。まだ小学校に行っていない子供もいるようだ。そのあと「マジャールの踊り」「狩人の合唱」「バッハのガボット ニ長調」と、
あ~、これ、やったなぁ。
とか思う曲が続く。それをやっていたころの自分と比べると、やはり子供には敵わない。圧巻だったのはアッコーライの1番イ短調。小学生とは思えない堂々の舞台裁き。分数楽器なのに音量、音色ともに申し分なく、ちゃんと音楽として表現されていて、聴きごたえもある。そこそこ長い曲なのだが、最後まで聴衆を離さない。すごい演奏だ。さっきも書いたが、ステージに立つと年齢が大きく見える。小学校5年生か6年生ぐらいだろうかと思っていたのだが、あとでスタジオの奥さんが聞かれたところによると、なんと2年生だった。もしかすると、ここで私といっしょに合奏を披露していたかもしれないスタジオの生徒さん曰く、
今日は弾かなくてよかった。
こんなのが先に出てくるとたまったもんじゃない。
ん~。わからなくもない感想だ。
後半は少し年齢が上の人だが、ルクレールのドッペルソナタ1番、バッハのパルティータ3番など、難易度も高く、時間も長い曲がいくつも披露される。みんな音大でも目指しているのか、というぐらいのレベルだ(いや、正直言うと、もう自分にはレベルを判断できるような域を超えている)。
感想
いや~、なんかちょっと元気が出た。
練習しようという気が湧いてきた。
このところ、何回弾いてもちゃんと弾けないとか、簡単そうなのが簡単に弾けないとか、ちょっと練習に行き詰まりがあったのだが、帰ってからの1時間ほどの練習があっという間に終わった感覚だった。
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