弾き合い会が終わったので、いちおうこれまでやってきた曲は「完成」したことにして(実は完成していないのだが、これ以上のレベルで完成させようというモチベーションが出てこないので)、新年からは何か別の曲を見てもらおうということになった。4年ほど前に、ほとんど同じような状況で『ヴィオラ名曲31選』(宮脇 薩乎 編,ドレミ楽譜出版社)を見ていただいていたことがある。先生が代わられる前の話だ。そのときの先生は、「じゃ、最初から全部いきますか」と仰ったのだが、最初のAve Verum Corpus(W.A.Mozart)を弾かしてあまりに酷かったので方針が軽く変換されて、途中にあるArioso(J.S.Bach)からすることになった、という経緯がある(出典:「レッスンにも風が」, 『四十路テナライストのヴァイオリン練習部屋』2017.2.25, おとがく.)。そのときからどれぐらい上達しているだろうか。家でちょっと弾いてみて
わりと弾けるかも…
なんてことを思って、性懲りもなくまたこの本を持ち出して見てもらうことにした。
Ave Verum Corpus(W.A.Mozart)は、4年前にも見ていただいているということもあって、いちおうは弾ける。簡単な曲なので、音色だとか表現力だとか、そういうところがモロ見えで、拙さが目立つのだが、例えば、歌詞に合わせて(といっても書いていないのだが)ブレスの位置を考えてみるとか、そういうところから、いつもよく言われる「フレーズ観」みたいなものが定まってきたりする。いい調子だ。これは〇をもらえた。
次もMozart。ピアノソナタ11番(K.331)の主題をアレンジしたものだが、これも聞き覚えのある曲なのでなんとか弾ける。ただ、聞き覚えで弾こうとすると必ずしも楽譜通りにならない。細かなリズムに「お直し」が入る。いやしかし、4年前に比べると進歩しているかもしれないような気がしないわけでもないように思ったりする。
問題はその次のAndante。ゆっくりだからと侮ることなかれ。これもMozartなのだが、超絶難しい。こんな曲だ。
原曲ではヴァイオリンが主旋律でヴィオラは引き立て役なのだが、わざわざこれを移調してヴィオラを主役に仕立て上げている。先生の前でちょっと弾いてみたのだが、あまりに酷かったので順番を飛ばして次の曲… という4年前のデジャヴに。ま、しかし、4年前ならこんな難しい曲はかすりもしなかったので、ちょっとは良くなっているのか。
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