2020年11月23日月曜日

弾きあい会

 来月に弾きあい会をすることになった。

 レッスンを見ていただいている先生はご自宅でもレッスンをされているようで、大勢のお弟子さんがおられる。そして割と軽く「弾きあい会」をされるようだ。前回は今年3月。そして今回は12月だから、1年も経っていない。前回は小学校の行動ぐらいの広さの場所で舞台もあったが、今回は公民館でやるようだ。スポットライトとかそういうのはなさそうな感じ。参加する方としても「発表会」より軽い感じなのだが、果たしてそういう気持ちで良いのかどうか…。

 ともあれ、あと1ヶ月ほど、レッスンもあと3回で「本番」になる。

 ソロで弾くのは、ずっとこれまで見ていただいていた曲だ。ピアノ伴奏が付く。最近は2回に1回ぐらいはちゃんと通せるようになって、通せない場合でも誤魔化せるようになってきた。ま、止まってしまうことはないだろう。退屈させることとか、よくこれで人前で弾くなぁと思われるとか、そういうことは大いにあると思うが。これって、いちおうここで弾いたら「完成」ということになるのだろうか。それとも、いまこういう曲をやっていてとりあえずこれぐらい弾けるようになりました、っていうことで、まだ続きがあるのだろうか。

 アンサンブルの方は、ひとつは前回3月にも弾いた2曲。ドボルザークとバッハ。バッハの「主よ」はもうお馴染みなのだが、3人で弾いているとたまに拍が合わなくなる。事故が起こらなければよいか。ドボルザークは音程に苦しむ。イ長調で3指のうちC,G,Dの3弦が半音高くなっているうえに、セカンドポジションが多用されていて、とにかく音程が取りにくい。一人で練習しているときはチューナー見ながら、半音もずれたらちょっと戻ってやり直しとかができるのだが、いくら弾きあい会でも本番はそういう訳にはいくまい。

 それと、これもアンサンブルレッスンでこの数ヶ月ずっと見ていただいている、メヌエットの小曲ばかり24曲もあるやつだが、その中から2曲ほど選んで弾くことになった。クリスマスも終わり年末も押し迫った時期なのだが、弾いてみるとなんとなくクリスマスっぽく聞こえなくもないのが不思議なものだ。

 そんなわけで、しばらくは本番前モードだな。

2020年11月8日日曜日

半音は狭く

  ヴァイオリンを弾いている人には当たり前のことかもしれないが、半音を大きくとりすぎると音程が崩れる。今回のレッスンはだいぶそこをいじられた。

 いつもいつも同じ曲ばかり弾いていると、何となくそれらしくは弾けてくる。テンポもそこそこ。ま、YouTubeにアップされている演奏みたいな剛速球ではないが、そこそこの快速で、たまにミスっても何とか戻れたりもする。だけど中身は結構グタグタだったりする。それで今回はゆっくり弾いたところを見てもらった。そこで言われたのが
半音はもっと狭く
ヴィオラだからヴァイオリンよりは広いので、私の武骨な指でも普通に押さえればいいか、と思っていたのだが、ファーストポジションから「もっと2指と3指をくっつけて」というご指導が入る。ハイポジションになればなおさらで、当然ながら指を入れ替えないといけない。半音のところでポジション移動するようなところもあるのだが、そこも移動しすぎ。ほんの少し移動するだけでよい。特に下降音階のときに例えばニ長調のソと#ファが離れすぎる。反対に、C線3指の#ファとか、D線3指の#ドとかはもっと2指と離して。いや、これは前から意識はしているのだが、なにせヴィオラは竿も広いしその分C線は遠い。その3指をもっと遠くへ、というのはフィジカルがなかなかついてこない。しかしプログラムにそんな言い訳を書くわけにもいかないので、これは仕方がない。
 ただ、何度も何度も繰り返し、その指が届ききらない#ファの音を聴いていると、自分の中でその音が正しい#ファのように思えてくる。純正律でも平均律でもないオレオレ律が出来上がってしまって、それがハイポジションのところでも、なんとなくその音が合っているように思って#ファだか♮ファなのか判然としない音を弾いているのかもしれない。

そっか。指ではなくて耳の問題か。

それって結構、深刻かも。