2020年5月29日金曜日

レッスン再開

 鳴り物入りだったマスクはまだ届かないが、緊急事態宣言も解除になり、そろそろいろんな活動が再開されている。6月からレッスンも再開。オンラインレッスンなんてのをされておられる方もおられるようだが、うちのスタジオの場合はそういうのもなくて、6月から普通にレッスンが再開されるようだ。
 先生から連絡があり、新しいアンサンブルの課題曲をいただいた。Friedrich Schwindlという作曲家の小さいメヌエットばかり24曲集めた曲集だ。1曲は全部16小節。まるで教本みたいだが、たぶんそれぐらいのつもりで選曲されたのだと思う。これは結構いい練習になりそうだ。ちなみに1曲目はこんな感じ↓。
 IMSLPにパート譜だけがあって、それがメールで送られ来たのだが、ヴァイオリン2台とチェロの楽譜なので、ヴィオラはお呼びではなかった。それで、いただいたパート譜をMeseScoreに入力し、チェロ譜からヴィオラ譜をアレンジ。音源を探したのだが、みつからない。
 Friedrich Schwindlという名前も、手元の『音楽中辞典』(音楽之友社, 1979)にはなく、ネットで検索しても、ドイツ語のWikipediaに記事を見つけて、ハイドンやモーツアルトと同年代なのか、ということが分ったぐらい。
 ともあれ、新しい曲で気分も一新。塞ぎ込みがちだった気持ちも少し上向きにしていかなければ。

2020年5月20日水曜日

弦、切れた!

 まだ交換して1ヶ月も経っていないのに、弦が切れてしまった。
ショック!
奮発して買ったガット弦なのに!

 別に何の心当たりもなく、さぁ練習しよう、と思ってケースを開けると、あれ、弦が1本外れている、なんて間抜けたことを思ってしまったぐらい、何の心当たりもなく、切れてしまった。
 仕方がない。
 もう一度発注。
 リアル店舗はお休みだけど、通販は受け付けてくれるみたいだ。有難い。こんなときに出勤して、私の不要不急の道楽のために仕事をしてくださっているのだから、感謝しなければ。

 ヴィオラの弦って、チェロほどじゃないけど、ヴァイオリンより高いのよね~、長いから、と思っていたけど、切れた弦と同じA線のヴァイオリン弦の価格をみたら、あら、ヴァイオリン弦の方がお高いのね。ヴィオラの方が長いのに。ただ、ヴァイオリンの場合、他の弦と比べて桁違いにリーズナブルなE線(よく切れるけど)があるので、4本セットだとヴィオラの方が数割高い。だからといって、ここにE線を張るわけにはいかないので仕方ないか…

 いつもこういう時に備えて、交換前の弦を残しておくのだが、今回はさすがに2年も使っていた弦なので捨てた。その前の弦はあるが、気分的に交換する気にならず、新しい弦が来るまでA線なしで練習。例えば音階とか、例えばロングトーンとか、例えばポジション移動とか。そうだ、「G線上のアリア」ならA線はいらない。
 でもやっぱり、いつも弦があるところに弦がないというのは、なんとなく調子が狂う。不要不急と言いながら、早く来ないかなと鶴首して待つところは、やっぱり人間って自分本位なんだなぁ、とつくづく思う。

2020年5月16日土曜日

そろそろ正常モードに

 緊急事態宣言が出される前は、出された県と出されていない県があって、出されていない県のなかには「うちの県にも出せ」なんていう知事もいたりして、なにか緊急事態宣言がなければ大変なことになって、緊急事態宣言が出ればすべて解決するかのような異常な空気があったのだけれど、緊急事態宣言が出てみると、今度は「出口戦略」だとかなんとかいって、各県で自粛の縮小を目指して発言する知事が称賛を得たりする。仕事も趣味もそのほかの生活も、そういういい加減な世論というか空気の中で振り回されているのだが、そろそろ正常モードになっていこうという風向きも出てきた。

 仕事の方は相変わらず在宅勤務なのだが、今月中には分散出勤で、平日の半分ぐらい出勤なんてことになってくるかもしれない。しばらくは、気持ちをもとに戻すのが大変そうだ。けっこう多くの仕事が「余計なこと」に分類されている。公式にそういう分類がある訳ではないが、自分の気持ちのうえでもそうだし、だれかと協力して新しい仕事を始めよう、なんてことになるとかなりハードルが高い。
 ともあれ、出勤となると、この間のように夕方のあまり遅くない時間のうちに家で練習するということができなくなる。しかし、この間に、夕方のまだ明るいうちならば、消音器を付けて家で練習しても良い、ということが暗黙の了解になった。これはコロナ前とコロナ後の大きな変化だ。そのうちカラオケボックスの営業も再開するだろうし、しばらくは人目を気にしながらでないと行けなさそうだけれど、消音器を付けない練習もそこで思いっきりできる。

 この間、毎日とはいかないけれど、結構な頻度で練習をしていたので、そこそこに弾けるようになってきた。やはり同じ曲を繰り返し練習するというのは効果抜群。ただし他の曲は弾けないけれど。ともあれ、YouTubeで再生速度を0.5倍にしても着いていけなかったものが、0.75倍でもなんとか着いていけるようになってきた。これも何かの戦略に倣って数値化し、例えば0.5倍で3回続けて落ちずに弾けるとか、0.75倍で着いていけるとか、それが1週間続いたら青信号、1日でも出来れば黄信号とか、それで部屋の照明でも変えればやる気も出てくるだろうか。

 レッスンの方はまだ復活の連絡がない。
 世間ではオンラインレッスンなっていうのもやっているようなのだが、うちのスタジオはそういうのもなく、しばらく止まったままだ。しかし小さなスタジオなので復活となれば話は早いはず。待ち遠しい限りだ。