2017年8月15日火曜日

こどもの発表会

 少し前になるが、いつもお世話になっているスタジオの発表会があった。大人の発表会は2年に1回しかなく、今年はOFFなのだが、こどもの発表会は毎年ある。自分の娘たちが卒業して以来、遠ざかっていたのだが、すぐ近くのホールでやっているので様子を見に行った。
 プログラムを見て、まず、ヴァイオリンを弾く生徒が増えていることに気づく。以前は、ほとんどがピアノの生徒で、ヴァイオリンは3人ぐらい。先生が他所の教室や自宅で教えているこどもを連れてきたりしていた年もあったのだが、久しぶりに見た発表会では3人に1人ぐらいの割合でヴァイオリンの生徒さんがいる。
 実際に演奏を聴いてみて、レベルが相当に上がっているのにも驚いた。発表はほぼ年齢順。あとの方になるほど年長で、演奏技術も上がっていくのだが、最初に発表した子でもけっして拙い演奏ではない。ボッケリーニのメヌエットを、失敗することなく最後まで弾き通した。マジャールの踊り、ユーモレスク、ゴゼックのガボット、バッハのガボット、ザイツのコンチェルト2番、バッハのブーレと、教本でおなじみの曲が次々に披露されるのだが、演奏の途中で明らかな失敗をする子はいない。なかには「聴かせる」という域の演奏をする子もいて、かなり聴き応えがあった。
 まだ幼いこどももいるのだが、他の発表もしっかり聴いている様子で、会場全体が「晴れの日」という雰囲気になっている。

うーむ

 いろんな意味でハードルが上がってしまった。

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